2026年ベネズエラ地震救援
負傷者の応急手当にあたるベネズエラ赤十字社スタッフ©Venezuelan Red Cross
現地時間2026年6月24日午後6時過ぎにベネズエラ北中部を震源とするマグニチュード7.2および7.5の大規模地震が相次いで発生しました。地震は首都カラカスを含む広い範囲に甚大な被害をもたらしました。
8月10日時点で、少なくとも死者6,301人、負傷者1万6,740人が報告されています(国連発表)。また、多くの住宅が被害を受けたほか、保健医療やライフラインにも大きな影響が及んでおり、人道ニーズは依然として高い状況が続いています。
日本赤十字社の対応
日本赤十字社は令和8(2026)年6月30日から令和8(2026)年9月30日まで「2026年ベネズエラ地震救援金」を受け付けています。
日本赤十字社は、皆様から寄せられた救援金をもとに、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の緊急救援アピールに対し、これまでに計1億4,000万円の資金援助を行い、ベネズエラ赤十字社を中心とした国際赤十字による被災者への支援活動を支えています。
ご寄付いただいた救援金は、IFRC、赤十字国際委員会(ICRC)、ベネズエラ赤十字社および日本赤十字社が行う、被災者への救援・復興支援活動、防災・減災活動などに活用されます。
ベネズエラ赤十字社の活動
ベネズエラ赤十字社は、地震発生直後から捜索・救助活動や被害状況の調査を実施するとともに、救急車の出動や病院・診療所での負傷者の受け入れなど、緊急医療支援を展開しました。その後、被災地のラ・グアイラ州を中心に仮設病院や救護所を設置し、けがの治療だけでなく、こころのケアを含む保健医療サービスを提供しています。さらに、衛生用品セットや毛布、給水容器などの救援物資を配付し、安全な水や衛生環境の確保、家族再会支援、防災情報の提供などにも取り組んでいます。
国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)や赤十字国際委員会(ICRC)、各国赤十字社と連携しながら、被災者の生活再建に向けた支援を継続しています。
国際赤十字の対応
地震発生直後から、世界各地の赤十字社、赤新月社がベネズエラ赤十字社の救援活動を支援しています。8月12日時点で、40の各国赤十字社、赤新月社が資金や人材の派遣、救援物資の提供などを通じて活動を支えています。
IFRCはベネズエラ赤十字社の要請を受け、発災直後に災害救援緊急基金(DREF)から200万スイスフラン(約4億円)を拠出しました。さらに、被災した約30万人を支援するために、6月26日に5,000万スイスフラン(約100億円)の緊急救援アピールを発出しています。支援内容には、保健医療、避難所、水・衛生分野での支援や現金給付に加え、住宅や生計の再建に向けた中長期的な支援も含まれています。
また、ICRCは、被災地で安全な水の確保や病院への給水支援、尊厳ある遺体の取り扱いに関する支援などを行っています。
日本赤十字社を含む国際赤十字は、被災した人びとが一日でも早く安心した暮らしを取り戻せるよう、引き続き支援を続けています。
地震発生直後、負傷者を担架で搬送するベネズエラ赤十字社の救助隊©VRC
被災地の状況調査を行い、支援調整を行うIFRCの専門スタッフチーム©IFRC
ラ・グアイラ州のスタジアムに設置された診療所©IFRC
ラ・グアイラ州のスタジアムに設置された給水システム©VRC
パナマからチャーター便で届いた17トンの支援物資。防水シート、蚊帳、浄水器、毛布などが含まれている。©IFRC
被災した人びとに救援物資を配付するベネズエラ赤十字社のボランティア©VRC
ラ・グアイラ州で提供されているベネズエラ赤十字社とICRCによる家族再会支援©VRC
屋外で避難生活を送る少年に寄り添うベネズエラ赤十字社のボランティア©VRC
これまでの赤十字国際ニュース
- 【速報9】ベネズエラ地震:被災地を支える赤十字の連帯
- 【速報8】ベネズエラ地震から1カ月、今なお続く避難生活と復興への長い道のり
- 【速報7】ベネズエラ地震:避難生活が続く被災地で、赤十字は支援を継続
- 【速報6】ベネズエラ地震:避難生活の長期化で高まる支援ニーズ、日本赤十字社は3,000万円の追加資金援助を決定
- 【速報5】ベネズエラ地震:悲しみを抱えながらも、人びとを支え続ける赤十字ボランティアたち
- 【速報4】ベネズエラ地震:死者2,200人超、日本赤十字社は1,000万円の資金援助を決定
- 【速報3】「2026年ベネズエラ地震救援金」の募集を開始
- 【速報2】ベネズエラ地震:死者1,400人超、被害の全容把握が急がれる中、赤十字は救援活動を拡大
- 【速報】ベネズエラでマグニチュード7を超える地震が連続発生、首都カラカスで建物倒壊