開発協力

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いつかは人道支援ニーズそのものがなくなる日がくるように。

私たち赤十字は、 緊急救援・復興支援のみならず、長期的視野に立った「開発協力」にも取り組んでいます。

日本赤十字社にとっての開発協力

赤十字の開発協力は、コミュニティー(地域社会)のニーズや脆弱性、そして強みを理解し、そこに暮らす人々を中心に据えてレジリエンス(回復力)を強化することを目指すものです。日本赤十字社では、赤十字がもつ世界的ネットワークと知見を活かし、「自然災害への備え」と「疾病の予防」という2つに焦点をあて、開発協力事業を展開しています。

自然災害への備え

近年の大きな気候変動に伴い、自然災害の頻度や規模、被害の熾烈さは増大傾向にあります。コミュニティーの災害対応能力を高め、災害リスクを最小限に抑えるために、住民やボランティアを中心とした草の根レベルの防災活動を実施しています。

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赤十字ボランティアが設置した津波からの避難標識(c)インドネシア赤十字社

疾病の予防

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各世帯を訪問し、衛生用品の配付と感染症予防を呼びかける赤十字ボランティア(c)ARCS

誰もが公平に医療サービスを受けられるよう、医療施設のない地域で巡回診療などを実施するとともに、持続的な医療サービス提供を目指して政府への働きかけを行っています。また、感染症予防の講習会などを通して、疾病予防に向けたコミュニティー全体の行動変容も促しています。

現在実施中の開発協力事業

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アフガニスタン   気候変動対策事業

インドネシア    防災強化事業

ネパール       コミュニティ防災強化事業

ルワンダ      気候変動等に対するレジリエンス強化事業

ラオス       救急法普及支援事業

東アフリカ地域   コミュニティ参画強化事業

南部アフリカ地域  保健・教育支援事業

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