【終了】レバノン人道危機救援
出動するレバノン赤十字社の救急隊©LRC
多くの皆さまのご協力、ありがとうございました。
2023年10月のイスラエルとガザの武力衝突激化による人道危機の影響は、周辺国であるレバノンにも広がり、イスラエルと国境を接する南部にとどまらず、首都ベイルートにまで及びました。レバノンでは2006年以降最大のエスカレーションとも言われ、2023年10月以降、約4,000人の死者、約1万7,000人の負傷者が報告されています(OCHA:2025年3月時点)。また、自宅を離れての避難を余儀なくされた人びとも、ピーク時には130万人を超え、そのうち約87万人がレバノン国内で、また51万人以上(約7割がレバノンで暮らしていたシリア難民、約3割がレバノン人)がレバノンからシリア等へと国境を越えて避難しました。近年深刻な経済危機に見舞われているレバノンでは、さらなる食料や医薬品価格の高騰等、より一層の混乱が懸念されました。こうした事態を受けて、日本赤十字社では2024年10月15日(火)から2025年3月31日(月)まで「レバノン人道危機救援金」を募集しました。
最終受付金額:1,184万8,590円
主な支援先:レバノン赤十字社(レバノン国内およびレバノンからの避難民を受け入れるシリアをはじめとする周辺国における救援・復興活動等)
皆さまからのご協力、ありがとうございました。
なお、2025年4月以降、レバノン人道危機への対応には中東人道危機救援金の一部が活用されています。
支援の概要
レバノン赤十字社やパレスチナ赤新月社レバノン支部を中心に、赤十字は、負傷者の捜索・救助活動、救急車での搬送、治療等の緊急医療サービスを提供するほか、日々の情勢悪化に伴う多数の避難者への救援物資の配付等を行っています。

出動するレバノン赤十字社の救急隊©LRC
避難所で避難してきた方の話を聞くレバノン赤十字社のスタッフ©Mohamad Yassin/ICRC

救助にあたるパレスチナ赤新月社レバノン支部の救急隊©PRCS

レバノンからの避難者の登録を行うシリア赤新月社のスタッフ©SARC
レバノン赤十字社と共に支援に必要な車両を手配する国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のスタッフ©LRC
レバノン赤十字社と共に支援物資を手配する赤十字国際委員会(ICRC)のスタッフ©Mohamad Yassin/ICRC
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