国際要員の活動紹介

日本赤十字社から世界各地に派遣されている国際要員
そのリアルな「声」をお届けします。

日赤から世界各地に派遣されている国際要員 ©Lynette Nymen/IFRC

現地で活動した国際要員の声

紛争犠牲者や自然災害の被災者に対する救援活動や復興支援、また、疾病の予防や水・衛生環境の改善を行う開発協力など、実際に現地で活動を行ってきた国際要員に、これまでのキャリアについて、また、現地で感じた赤十字ならではのやりがいや強み、さらに、今後の目標について聞いてみました。

3つの事業形態×多様な職種

日本赤十字社は、国際赤十字のネットワークを通じて、全国の赤十字施設から医師や看護師をはじめとするさまざまな職種のスタッフを世界に派遣しています。
特に、大規模災害の発生時などは、その時々の人道ニーズに応じた活動を行うため、派遣人数が大幅に増加する年があります。

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日本赤十字社が国際要員を派遣する事業は、その実施主体から主に次の3つに分類されます。

  1. 日本赤十字社事業:現地赤十字社・赤新月社(姉妹社)と日本赤十字社が実施する二国間事業
  2. 国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)事業:連盟が実施する災害対応などへの支援
  3. 赤十字国際委員会(ICRC)事業:ICRCが実施する紛争地における事業の支援

日本赤十字社事業 ―姉妹社への支援―

国際要員1

日本赤十字社が現地の赤十字社・赤新月社と実施する二国間事業への派遣です。
水・衛生環境の改善や防災強化といった開発協力、また、復興フェーズの被災地における医療・ヘルス分野での支援など、人びとや地域コミュニティのレジリエンスを高める活動を行っています。

近年では、レバノン、ガザ、ルワンダ、バングラデシュ、ネパール、フィリピンなどの現場で、主に医師や看護師などの医療スタッフや総合職(事務系職員)が現地のスタッフやボランティアと協同しながら活動しています。

連盟事業 ―自然災害等への緊急救援―

国際要員2

国際赤十字・赤新月社連盟が実施する事業への派遣です。
自然災害などの有事の際に連盟の要請に応じて発動する「緊急対応ユニット(ERU)」要員としての派遣がメインで、即座に医療活動を展開できるよう、いつでも、資機材と国際要員を備えています。

近年では、バングラデシュやインドネシア、モザンビークなどの現場で、総合職(事務系職員)や医師、看護師のほか、助産師、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床心理士が派遣され、連盟や世界各国の赤十字社・赤新月社から集まるスタッフと協力しながら活動しています。

また、平時でも、連盟のジュネーブ本部や地域代表事務所の災害対応部門などに国際要員が派遣され、事業を支えています。

ICRC事業 ―紛争地域―

国際要員3

ICRC(赤十字国際委員会)が実施する紛争地域における事業への派遣です。
紛争で傷ついた人々を救うために、戦傷外科などの医療サービスを実施し、離散家族支援や収容所訪問などの活動を行います。

近年では、南スーダンやパキスタン、ナイジェリアなどの現場で、主に医師や看護師などの医療スタッフや総合職(事務系職員)が、ICRCや世界各国の赤十字社・赤新月社から派遣されたスタッフとともに、ひとつのチームとして活動しています。