海外旅行者および海外で生活した方

帰国日(入国日)当日から4週間以内の方

輸血を媒介して感染が危惧される疾患(ウイルス感染症等)によるリスクを軽減するため、海外からの帰国日(入国日)当日から4週間以内の方からの献血は、ご遠慮いただいています。
 ※以下の採血制限がある国や地域に該当しない場合は、帰国日(入国日)から4週間後の同じ曜日から献血にご協力いただけます。

血液を介して感染する主な原虫症について

血液を介して感染する主な原虫症には、マラリア、シャーガス病、アフリカトリパノソーマ症(アフリカ睡眠病)、バベシア症、リーシュマニア症などがあり、いずれも熱帯・亜熱帯地域を中心に流行がみられます。

マラリア

マラリアは、ハマダラカに媒介された原虫がヒトの赤血球に寄生することで症状が現れる病気です。
 そのため、献血の問診時に海外滞在歴を確認させていただき、マラリア流行地を旅行したことのある方は『原則として帰国後1年間』、マラリア流行地に1年を越える長期滞在をしたことがある方は『帰国後3年間』、献血をご遠慮いただいています。

例外として、マラリア流行地を旅行したことのある方でも、感染の可能性がないと医師が判断した場合は献血が可能になります。

流行地の基準について詳しくはこちらをご覧ください(PDF)

なお予防薬を服用した場合は、渡航歴の有無に関らず服用後3ヵ月間の献血をご遠慮いただいています。
 また、マラリア流行地への滞在歴がある場合は、予防薬を服用していても滞在歴に基づく献血制限期間が適用されます。

シャーガス病

シャーガス病は、中南米に流行地をもつサシガメ(昆虫)に媒介されて、原虫クルーズトリパノソーマが感染する病気です。幼少期の感染の後でキャリア(病原体保有者)となり、数年から30年ほど体内に潜伏したのち消化器疾患や心疾患を発症することがあります。

シャーガス病については、感染既往がある場合は、献血をご遠慮いただいています。
 また、以下のいずれかに該当し、中南米地域の対象国・地域を離れてから6ヵ月以上経過していない場合は、献血をご遠慮いただいています。

  1. 中南米諸国で生まれた、又は育った。
  2. 母親又は母方の祖母が、中南米諸国で生まれた、又は育った。
  3. 中南米諸国に連続4週間以上滞在又は居住したことがある。

なお、2016(平成28)年8月22日から、新たな安全対策を導入しています。

アフリカトリパノソーマ症(アフリカ睡眠病)

ガンビアトリパノソーマおよびローデシアトリパノソーマが、ツェツェバエの刺咬によって媒介されて感染する、アフリカだけに見られる原虫症です。帰国後に感染歴を確認したアフリカに居住したことがある方で、既往がある場合は献血をご遠慮いただいています。

バベシア症

バベシアは通例、犬・牛・げっ歯類などが感染しますが、ダニの媒介によりヒトの赤血球に寄生します。バベシア症の既往がある場合は、献血をご遠慮いただいています。

リーシュマニア症

リーシュマニア症は、リーシュマニア原虫に感染したメスのサシチョウバエを媒介して感染する病気です。リーシュマニア症の既往がある場合は、献血をご遠慮いただいています。

その他

海外で医療行為や研究などで患者らと接する機会があったり、野外調査研究に従事する機会があった場合にも、献血をご遠慮いただく場合があります。該当地域に海外旅行経験のある方は健診医にご確認ください。