【令和8年10月1日から】 英国を含む欧州等滞在歴に基づく献血制限の撤廃およびヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤使用歴に関する献血基準の変更
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に関する献血基準を変更します
欧州等滞在歴およびヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤の使用歴に関する献血制限は、輸血による変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染を防止するため、予防的な観点から実施してきた措置です。平成11年に英国への滞在歴のある方を対象として制限を開始し、平成17年2月に国内で初めてvCJD患者が確認されたことを受けて対象となる地域や期間を順次見直すとともに、平成18年からはヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤の使用歴のある方についても、献血をご遠慮いただいてきました。
このたび、令和8年1月14日に開催された厚生労働省の薬事審議会血液事業部会安全技術調査会において、当該献血制限の見直しについて審議が行われました。その結果、国内外におけるvCJDの発生状況、国内における感染リスクの評価結果および諸外国における献血制限の状況などを総合的に勘案し、当該制限を撤廃することが適当であるとの方針が示されました。
これにより、令和8年10月1日から、欧州等に滞在歴のある方やヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤を使用した方にも、献血にご協力いただけるようになります。
ただし、ヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤(ラエンネック、メルスモン)については、特定生物由来製品に該当するため、最終使用日から3か月間は献血をご遠慮いただきます。
また、今回の制限緩和の対象は、国内で承認されているヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤(ラエンネック、メルスモン)に限ります。
なお、今回の変更後も、海外からの帰国日(入国日)当日から4週間以内の献血制限など、他の感染症対策や健康状態などに基づく献血基準は引き続き適用されます。最終的な献血の可否は、当日の問診および健診医の判断によります。
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)
抑うつ、不安などの精神症状にはじまり、感覚障害、運動失調、認知機能の低下などの神経症状が進行する難病です。原因は、感染性を有する異常プリオン蛋白と考えられており、感染経路としては、牛海綿状脳症(BSE)に感染した牛に由来する食品の摂取や、潜伏期間にあるvCJD感染者からの輸血などが考えられています。
vCJDについては以下をご参照ください
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に関するQ&A|厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/vcjd/
令和8年9月30日までの献血基準についてはこちらをご覧ください。