赤十字ユースボランティアの活動を知ろう!~あゆみ~【第3ブロック編】

令和元年度までの全国の青年赤十字奉仕団の活動を紹介した「あゆみ」の内容を更新しました。そこで6回にかけて、リニューアルされた「あゆみ」の中から全国各地の青年赤十字奉仕団とその活動をご紹介しています。このトピックスも今回で3回目!前半の最後は富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県の8県からなる第3ブロックの令和元年度までの取り組みについてご紹介します。これまでの記事も振り返りながら、あなたが「やってみたい!」と思う取り組みを探してみてください。

※【青年赤十字奉仕団】 活動事例&メンバー募集情報「あゆみ」はこちらのリンクからご覧いただけます。

乳児院訪問活動【富山県】

乳児院訪問活動の写真

富山青年赤十字奉仕団、富山赤十字看護学生奉仕団では乳児院の訪問活動を行っています。具体的には、抱っこや遊びなどを通して乳幼児と交流しています。取り組みの中では子どもの笑顔を見ることができたり、成長や発達を身近に感じたりすることができます。そして、地域とのかかわりによって子どもの孤立を防ぐ役割を担うことができるなど、非常にやりがいのあるボランティア活動です。

BPM100ダンスプロジェクト【石川県】

BPM100ダンスプロジェクトの写真

石川県青年赤十字奉仕団は、「#BPM100 DANCE PROJECT」に参加しました。これは、ダンスのアクションとリズムを通じて、心肺蘇生の方法を広める活動です。一般に、心停止から2分以内に心肺蘇生を開始した場合、救命率は約90%になりますが、5分経過すると、約25%程度まで下がると言われています。また、心肺蘇生における胸骨圧迫の適正なスピードは1分間に100〜120回とされています。当プロジェクトでは、リズムの楽曲に合わせて、心肺蘇生をもとにしたダンス動画を広めることで心肺蘇生の普及を目指しています。動画は以下のURLから視聴できます。

https://www.youtube.com/watch?v=Z0T_65xnTbc

研修活動【福井県】

研修活動の写真

福井県青年赤十字奉仕団では、普段の活動のほか団員研修や救急法講習会に取り組んでいます。例えば、赤十字の歴史や災害時の心得について講義から学んだり、AEDを用いた除細動や心肺蘇生の演習を行ったりしています。また、県外で開催される研修にも参加しており、他県の奉仕団員と交流しながら知識や技術を楽しく身に付けています。

防災リュックづくり【長野県】

防災リュックづくりの写真

防災リュックは、避難所への移動時や避難所の中で必要になるアイテムを詰め込んだ防災グッズです。長野県青年赤十字奉仕団では団員自らが防災リュックの中身を考えて、実際に準備するという活動を行いました。さらに、準備した防災リュックの改善に向けて、リュックの内容を紹介し合ったり意見交換を行ったりしました。

献血推進活動【岐阜県】

献血推進活動の写真

青年赤十字奉仕団では、発足時から献血推進活動に注力しており、第1土曜日と第3土曜日には駅やショッピングセンターで献血協力者の呼び込みを行っています。また、他の奉仕団や献血推進団体と交流する機会があるため、団の内外を問わず多くの方々と活動できる点も魅力のひとつです。「楽しくなければボランティアじゃない」を合言葉に、アットホームでマイペースに活動を行っています。

救急法競技会【静岡県】

救急法競技会の写真

静岡県では救急法の知識や技術の向上およびボランティア同士の交流を通した連携強化を目的として、競技大会が行われています。静岡県青年赤十字奉仕団は、心肺蘇生や応急手当の技術・スピードを競うこの大会に、スタッフとして参加しました。特に、団員が中の人を務めたハートラちゃんは参加者の方々に大人気で、一緒に準備体操をしたり、写真を撮ったりしました。

親子献血教室【愛知県】

親子献血教室の写真

近年、若年層(10~30代)の献血者数は減少傾向にあり、日本の少子高齢化が今後ますます進んでいくと、将来的に輸血用血液製剤の安定供給に支障をきたす恐れがあります。そのため、愛知県の奉仕団では親子献血教室と題して、幅広い世代に献血を知っていただくための活動に取り組んでいます。未来の献血者数の増加を願いながら、クイズなどを通して子どもたちが楽しく学べる機会を提供しています。

国際交流【三重県】

国際交流の写真

2年に一度、海外の青少年赤十字・赤新月メンバーとの交流を実施しています。交流では、実践目標の一つである「国際理解・親善」の下、海外からの参加者に日本の文化へ触れてもらおうと、折り紙などのプログラムを準備しています。一方、青年赤十字奉仕団のメンバーにとっても、海外の文化を知ることができる貴重な機会になっています。

今回の活動紹介は以上となります。自分たちで内容を考案して活動を実施できる点も赤十字ユースボランティア活動の魅力の1つであり、各奉仕団が工夫を凝らした取り組みは「あゆみ」にて他にも多く公開されておりますので、是非ご覧ください!

※あゆみへのリンク https://jrc.or.jp/volunteer-and-youth/volunteer/youth/join/

次回は第4ブロック(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)の紹介となります!

執筆:赤十字ユース委員会 あゆみ・PR担当