ボランティアは、施設の頼れるサポーター!
日本赤十字社(以下、日赤)では、社会的な支援を必要とする方々が個人の尊厳を持って、その人らしい自立した生活を送れるよう、そして誰もが安心して元気に生活できる社会を目指して、社会福祉事業を行っています。
日赤は現在、全国で28か所の社会福祉施設(児童福祉施設、老人福祉施設、障害者福祉施設、複合型施設)を運営しており、各施設では、保育・介護・看護などの専門職をはじめとする職員が、一人一人のニーズに寄り添う生活支援を行っています。
■ボランティアが支える施設の運営
楽しそうに炊き出し訓練に参加する武蔵野赤十字保育園の園児
日赤の社会福祉施設の運営には、たくさんのボランティアが協力しています。
令和6年度には、赤十字奉仕団*をはじめとする約2万8000人ものボランティアの方々が、洗濯物たたみや室内清掃、食事・入浴のサポート、レクリエーションやイベントの実施など、さまざまな形で利用者のより良い生活を支えてくれました。
コロナ禍で活動が制限される時期もありましたが、現在は、安心・安全に活動できる環境整備やオンラインの活用などによって工夫して活動しており、ボランティア数は年々増加しております。
*:赤十字奉仕団は、赤十字の使命である人道的な活動を実践しようとする人々によって結成された、ボランティア組織です。日本全国において地域赤十字奉仕団が組織されており、それぞれの地域に根差した活動を展開しています。
■ボランティア活動紹介
施設でのボランティアの活動をご紹介します!
〈武蔵野赤十字保育園〉
武蔵野市赤十字奉仕団の皆さんは、日頃の防災訓練が大切との思いから、武蔵野赤十字保育園で毎年行われている炊き出し訓練に参加しています。
園の職員が防災についてのお話をした後、奉仕団の皆さんが子どもたちに優しく声をかけながら、お米を袋に入れてご飯を炊く準備を進めます。「お米と水をポリ袋に入れるだけで、ご飯が炊けるの!?」と子どもたちは目を輝かせて楽しそうに炊き出し訓練に取り組んでいます。
奉仕団の方の説明を真剣に聞く様子
「おいしくなーれ!」と声に出しながら準備をしています
また、個人ボランティアの方々も園に来て、絵本を修理してくれたり、小道具等を使わない語り聞かせや指あそびなどを通して、子どもたちと楽しい時間を過ごしています。
子どもたちのお気に入りの本が修復によってきれいに!
声だけの語りにじっと耳を傾けています
〈神奈川県ライトセンター〉
神奈川県ライトセンターは、視覚障害のある方々に総合的なサービスを提供する施設です。ここでは、神奈川県視覚障害援助赤十字奉仕団の皆さんが、点字や音声による図書の製作に活躍しています。点訳や録音する内容を下調べし、打ち合わせを重ねたうえで製作に取り組みます。
視覚に障害のある方が日々の生活で感じる不自由さや情報の届きにくさを、少しでも減らせるよう、点字図書や録音図書などの貸し出しを通じて、必要な情報を届ける、目のかわりとなる支援をしています。
パソコンを使って文章を点字に変換
録音する内容の打ち合わせ風景
心を込めて声を吹き込んでいます
■ボランティアに参加してみませんか?
日赤の社会福祉施設では、利用者が安心して楽しく生活するために、ボランティアの皆さんの力が欠かせません。
各社会福祉施設のボランティア活動の内容は、以下の「福祉ボランティア情報」からご覧いただけますので、ご興味のある方は、ぜひ一度ご一読のうえ、お気軽に社会福祉施設にご連絡ください。 皆さんの活動が利用者の笑顔につながります!
社会福祉施設のボランティアに参加したい|社会福祉|赤十字病院/看護師等の教育/社会福祉について|日本赤十字社
今後も、ボランティアの皆さんと一緒に、地域に開かれたあたかかい施設を目指していきます。
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