【速報2】コロンビア地震:国際赤十字の緊急救援アピールに応え、日本赤十字社は資金援助を決定
2026年8月10日朝(現地時間)に南米コロンビア西部で発生したマグニチュード7.4の地震による死傷者数は増加しており、現地当局によると、これまでに少なくとも281人が死亡し、3900人以上が負傷したと報告されています(UNGRD、8月13日時点)。コロンビア全土に加え、ベネズエラ、エクアドル、パナマでも揺れが観測され、25回を超える余震が続いています(8月11日時点)。
バジェ・デル・カウカ県で捜索活動を行うコロンビア赤十字社©CRC
被災地で高まる人道支援ニーズ
政府の発表によると14県357自治体が被災し、複数の被災地では電力、上水道、通信および、保健医療サービスに深刻な支障が生じています。空港の閉鎖や、道路の損傷、通信障害、継続する余震の影響により被災地へのアクセスが妨げられ、包括的な被害とニーズの調査に遅れが生じています。特にチョコ県では通信環境が不安定で、一部地域へのアクセスが依然として困難な状況です。現地では引き続き、捜索救助、患者搬送、および緊急医療が必要とされており、避難所の設置や避難世帯への食料支援、安全な飲料水の確保などが求められています。

コロンビアにおける地震の被災状況(IFRC、8月12日時点)
国際赤十字による緊急救援アピールの発出
コロンビア赤十字社(コロンビア赤)は、コロンビアで最大の人道支援機関の1つであり、人道支援分野において、政府の補助機関として活動しています。31の支部、3900人のスタッフ、2万2000人のボランティアを有し、全土で活動を展開しています。被災県にも13の支部が有りますが、今回の地震でそれらの支部も影響を受けました。しかし、コロンビア赤のスタッフやボランティアは、地震発生以来、昼夜を問わず救援活動を続けています。
また、コロンビア赤を中心に、国際赤十字・赤新月社(IFRC)、赤十字国際委員会(ICRC)、およびスペイン・アメリカ・カナダ・ドイツなどの各国赤十字社が連携して対応にあたるとともに、エクアドル・メキシコなどの周辺国にある赤十字社も、支援協力の準備を整えています。
現地での活動を支援するために、IFRCは発災直後に災害救援対応基金(DREF)から100万スイスフラン(約2億円)を拠出しました。また、8月12日には、コロンビア赤を中心とした国際赤十字が被災者への救援・復興支援活動を行うため、1000万スイスフラン(約20億円)の緊急救援アピールを発出しました。この支援には、捜索救助や応急手当、仮設診療所の設置、被災した医療施設への医療資機材や発電機の提供、心理社会的支援といった保健医療分野の支援活動に加えて、安全な水の確保や衛生環境の整備なども含まれています。また、住宅の再建・修繕、多目的現金給付といった被災した人びとの生活再建に向けた支援にも取り組む予定です。
日本赤十字社は、現地の救援活動を支援するために、IFRCの緊急救援アピールに応え、500万円の資金援助を決定しました。引き続きIFRC、ICRCおよびコロンビア赤を含む各国赤十字社と緊密に連携し、さらなる支援に取り組んでいきます。
バジェ・デル・カウカ県で活動するコロンビア赤十字社©CRC