【速報】コロンビアでマグニチュード7.4の地震が発生、コロンビア赤十字社は人命救助を最優先に救援活動を展開
2026年8月10日朝(現地時間)に南米コロンビア西部で発生したマグニチュード7.4の地震で、現地当局によると、これまでに少なくとも224人が死亡し、2,500人以上が負傷したことが報告されています(OCHA、8月11日時点 [*])。
被災地では、コロンビア赤十字社(以下、コロンビア赤)のボランティアが活動を開始し、現在も捜索・救助活動および被害状況の確認を進めています。地滑りや道路の損壊によって特に被害の大きい一部地域が孤立しているため、コロンビア赤はチョコ県、バジェ・デル・カウカ県、カルダス県、リサラルダ県、キンディオ県などの被災地域での支援を拡大しています。人道支援ニーズは、今後数日にわたってさらに増大すると予想されています。
[*]COLOMBIA: Earthquake Flash Update No.03 as of 11 August 2026
捜索・救助を行うコロンビア赤のボランティア©CRC
被災地で懸命に続く救助活動
被害調査が続く中、その規模が徐々に明らかになっています。少なくとも13の県で地震による被害が報告され、特にチョコ県、バジェ・デル・カウカ県、カルダス県、リサラルダ県、およびキンディオ県で深刻な影響が確認されています。コロンビア政府はこの地震による被害の甚大さを受け、国家非常事態を宣言しました。建物の倒壊に加え、796校の学校、84カ所の医療施設、377カ所のコミュニティセンター、および交通インフラにも被害が及んでいます。最も深刻な被災地では救援活動が続いており、被害の全容は依然として把握されていません。
コロンビア赤十字社の救援活動
コロンビア赤は本社に災害対策本部を設置し、被災地域にチーム、ボランティアおよび医療要員を派遣しています。また、行方不明となった家族の安否確認を支援する「家族再会支援(Restoring Family Links)」サービスも開始しました。
コロンビア赤のジュディス・カルバハル・デ・アルバレス社長は、次のように述べています。「地震発生以来、私たちのチームは被害の最も大きい地域で昼夜を問わず活動しています。発生から数時間以内に災害対策本部を立ち上げ、各支部からチームを派遣しました。現在、30名の都市型捜索救助(USAR)チームがチョコ県で活動しています。同県はこの災害以前から多くの人道支援を必要としていた地域です。ボランティアは行政と協力しながら、地滑りや道路の寸断によって孤立した家族への支援を進めています。また、家族再会支援チームも、愛する家族と再会するための支援準備を整えています。さらに、リサラルダ県のドスケブラダス病院向けに、医療チームや発電設備を含む物資を 事前配備し、重要な医療サービスを維持できるよう支援しています。全国の支部とボランティアが総力を挙げて対応しており、被災地域すべての復旧を支えるために、必要な限り活動を続けます。」
現在の人道支援上の優先事項は、人命救助、被災地域へのアクセス確保、および被害状況のアセスメントです。特に、子ども、高齢者、妊娠中や授乳中の女性、慢性疾患を抱える人びと、ジェンダーに基づく暴力の被害者は支援へのアクセスに大きな困難を伴うことが多く、優先的な支援が必要とされています。

捜索・救助を行うコロンビア赤のボランティア©CRC
国際赤十字による対応
国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のアメリカ地域首席代表であるロイス・ペース氏は、次のように述べています。「現在の最優先事項は人命救助です。被害の大きい地域で調査が続いていますが、地滑りやインフラ損壊によって一部地域へのアクセスは依然として困難です。私たちはコロンビア赤と連携し、最も大きな被害を受けた県への支援を進めています。被害の状況確認が進むにつれ、人道支援のニーズも明らかになっていきます。住宅、医療施設、学校、公的サービスのすべてが被害を受けており、地域社会には長期的な支援が必要です。このためIFRCと各国赤十字社・赤新月社のネットワークは対応を強化し、コロンビア赤と緊密に協力しながら必要な資源を迅速に動員していきます。」
コロンビアにはIFRCに加えて赤十字国際委員会(ICRC)も長年にわたって、活動拠点を有しており、被災地の状況確認が続く中、これから本格化する被災者支援についてコロンビア赤との調整と検討が早急に進められています。
日本赤十字社も引き続き、関係機関と緊密に連携しながら状況を注視し、必要に応じた支援を行っていく予定です。