【速報】中東:各地での緊張の高まりと赤十字の動きについて

2月28日以降、中東各地で緊張が一段と高まっています。こうした状況を受け、各地の赤十字社・赤新月社は、人びとのいのちと尊厳を守るため、現地での人道支援態勢を強化しています。

イラン赤新月社の活動

イラン赤新月社は、約400万人のボランティアと10万人の緊急対応要員からなる全国的なネットワークを活用し、医療・緊急対応をはじめとする支援活動を行っています。現在、各地で支援チームが待機し、けが人の治療や物資の支援にあたっています。特に、南部のミナブ(ホルモズガーン州)で学校が攻撃を受けたことを受け、対応チームが派遣されました。現地では、救急医療、物資配付、捜索・救助活動などが行われています。

Image (3).jpgミナブの学校で活動を行うイラン赤新月社©IRCS


Image (5).jpg捜索・救急搬送を行うイラン赤新月社©IRCS

イスラエル・ダビデの赤盾社の活動

イスラエルの赤十字社にあたるイスラエル・ダビデの赤盾社は、イスラエル国内での救急活動を担っています。各地からの要請に応じて、救急車・救急救命士が現場に出動。228日からこれまでに、計121人の負傷者を病院へ搬送しました。イスラエル・ダビデの赤盾社は引き続き厳戒態勢を維持し、救急車、集中治療対応車両、救急バイクなどを各地に配備し、対応にあたっています。

(2).JPG要請に応じて現場に出動するイスラエル・ダビデの赤盾社©MDA


(6).JPG要請に応じて現場に出動するイスラエル・ダビデの赤盾社©MDA

赤十字国際委員会(ICRC)総裁が緊急声明を発出

中東での軍事的な緊張の高まりを受け、ICRC総裁のミリアナ・スポリアリッチは、中東地域全体で危険な連鎖反応が広がり、このままでは人道支援が追い付かないとの強い懸念を示しています。

総裁は、国際人道法、とりわけジュネーブ諸条約は厳格に守られるべきであり、病院や学校、住宅などの民間施設は攻撃から確実に保護されなければならないと指摘しています

今回のイランやイスラエルでの事態を受け、国際赤十字は、人びとのいのちと尊厳を守るために現地での対応を続けています。こうした活動を支えるため、皆さまからのご支援もまた大きな力となります。

本ニュースのPDFはこちら(494KB)