【WORLD NEWS】 揺れる世界。その被災地に赤十字がいる 〜ベネズエラ、コロンビア、インドネシア地震災害〜

ベネズエラ、コロンビア、インドネシア地震災害 揺れる世界。その被災地に赤十字がいる
MAP 日本、インドネシア共和国、ベネズエラ・ボリバル共和国、コロンビア共和国の位置を示した世界地図
救う For COLOMBIA 倒壊した建物のがれきの上で捜索・救助にあたる救助隊員たち

©CRC

現地で捜索・救助活動にあたるコロンビア赤十字社のボランティア
何が起こったの?
  • 8月10日朝、南米コロンビア西部でM7.4の地震発生
  • 16県約29万7000世帯が被災(UNOCHA* 9月9日時点)

*UNOCHA:国連人道問題調整事務所

コロンビア赤十字社の支援

  • 被災者の捜索、救助
  • 緊急医療の提供
  • 離散家族の再会支援
  • 避難所の設置
  • 食料の提供と安全な飲料水の確保

被災直後の混乱の中、捜索救助や応急手当に加え、家族再会支援や身元確認の支援などを通じて、家族のつながりや人々の命と尊厳を守ることも赤十字の重要な役割です。

支える For INDONESIA テントの下で休む避難者と、対応する赤十字社のスタッフ

©PMI

地方自治体と協力して避難用テントを設置。避難してきた人々に対応するインドネシア赤十字社のスタッフ
何が起こったの?
  • 8月15日早朝、インドネシア東部でM7.7の地震発生
  • 被害は7県に広がり、142人が死亡。多くの住民が避難生活(BNPB* 9月15日時点)
  • 9月2日までに1万1185回の余震を観測(BMKG*)

*BNPB:インドネシア国家防災庁
 *BMKG:インドネシア気象気候地球物理庁

インドネシア赤十字社の支援

  • 被害状況と住民ニーズの把握
  • 保健医療の提供
  • 安全な水の確保と衛生環境の改善
  • こころのケア
  • 避難所の設置、運営
  • 救援物資の配布

毛布や衛生用品の配布、給水活動などを通じて安全な避難環境の確保を進めるとともに、子どもや高齢者、障害のある人など、特に支援を必要とする人々に配慮した支援や心理社会的支援*(こころのケア)を行い、避難生活を支えています。

寄り添う For VENEZUELA 赤十字のキャップをかぶったスタッフが子どもに笑顔で寄り添う様子

©VRC

子どもたちの笑顔を守ることも赤十字の大切な役割の一つ。被災者の心身の健康と生活再建を支える赤十字スタッフ
何が起こったの?
  • 6月24日ベネズエラ北中部でM7以上の地震が短時間で2度発生
  • 多くの住宅が倒壊などの被害を受け、約2万4000人が避難生活(IOM* 9月9日時点)

*IOM:国際移住機関

ベネズエラ赤十字社の支援

  • 安全な水の提供と衛生環境の改善
  • 保健医療の提供
  • こころのケア
  • 安全で尊厳ある生活の再建
  • 現金給付と生計の立て直し

赤十字は地域住民やボランティアと協力しながら、住居や生計の再建を支援するとともに、心理社会的支援を継続し、人々が尊厳をもって暮らしを取り戻せるよう長期的に寄り添い続けます。

赤十字の取り組み

国境を超えたネットワークで、緊急時から復興まで

今年6月から8月にかけて世界各地で発生している大規模地震。その被災地には、いずれも各国赤十字社・赤新月社の姿があります。

8月10日にコロンビア西部で発生した地震においては、地滑りや道路被害でアクセスが難しい農村部も多くある中、コロンビア赤十字社は、発災直後から捜索救助チームを派遣し活動。現在は、避難所の設置、食料の提供と安全な飲料水の確保など、生活再建に向けた支援へと広げています。

8月15日に地震被害のあったインドネシアでは、余震が多発する中、避難生活の長期化が予測されています。インドネシア赤十字社は、避難所の設置・運営、保健医療の提供、安全な水の確保と衛生環境の改善などを通じて、その生活を支えています。

6月24日の大地震発生から2カ月以上が経過したベネズエラでは、支援の重点は、復旧・復興へと移行。ベネズエラ赤十字社は各国赤十字社・赤新月社やIFRC(国際赤十字・赤新月社連盟)、ICRC(赤十字国際委員会)などと連携し、安全な水の提供と衛生環境の改善、保健医療の提供、こころのケア、生活や生計の再建など、被災者の長期的なニーズに応えるために寄り添い続けています。

こうして、災害が起きたその日の緊急救援から、避難所での生活、その先の復興まで、赤十字は被災地に寄り添った支援を続けます。今回取り上げた3つの地震は、いずれもプレート境界や活断層の影響を受ける地域で発生。日本もまた、その地震多発地域に位置する国の1つです。

日赤は、これまで数々の地震災害と向き合ってきた経験や知見を生かし、各国赤十字社・赤新月社と共に、災害に備え、被災後に立ち直る地域の力=レジリエンスの強化に取り組んでいきます。

がれきの上で捜索犬とともに捜索活動を行う赤十字社の隊員

©CRC

捜索活動に取り組むコロンビア赤十字社
支援物資を抱えた住民に付き添い、土の道を歩く赤十字社のスタッフ

©IFRC/CRC

地震発生直後の救援活動から、その後の生活支援まで。コロンビア赤十字社は被災した人々に寄り添いながら支援を届けている
救援物資の箱を住民に手渡す赤十字ボランティア

©VRC

被災者に救援物資を手渡す赤十字ボランティア

*心理社会的支援とは
災害や紛争を経験した人々に寄り添い、安心や希望を取り戻すための支援です。赤十字は、話を聴くこと、人とのつながりを支えること、子どもが安心して遊べる場をつくることなどを通じて、心と暮らしの回復を後押しします。物資や医療と並び、人が再び自分らしく生きる力を育む重要な活動です。

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