日赤では、トルコ・シリア地震発災直後から職員を現地に派遣し、被災された人々が最も必要とする支援を続けてきました。トルコにおいては、緊急の物資支援や現金給付だけでなく、仮設住宅での「地域保健支援」に、浄水車両の調達、献血ルームの新規移設などの支援を行い、現地の復興を後押ししています。
トルコも日本と同様に地震大国ですが、2023年の被害は想定を大きく超え、トルコ赤新月社(以下、トルコ赤)はその教訓から、防災・減災事業を強化する方針を決定。多くの大地震を乗り越えてきた日本と学び合うことを目的とし、今回の来日が実現しました。

宮城県・石巻市を訪れた一行は、まず、津波と津波火災の被害状況を残す、石巻市震災遺構 門脇小学校を訪問。東日本大震災の語り部・高橋正子さんの案内で、津波で破壊された校舎1階、火災で焼き尽くされた2階を回り、体育館に展示される当時の仮設住宅や、生徒たちが避難した高台への経路を見学しました。実際に仮設住宅で生活していた高橋さんが涙ながらに当時の状況を語る姿に、トルコ赤のメンバーが目を潤ませるシーンも。

その後、隣接するNPO法人3.11メモリアルネットワークが運営する「Meet門脇」を訪問し、石巻市内の全体の被災状況と復興、防災対策について説明を受けました。最後に青少年赤十字加盟校の石巻高校にて、生徒と共に語り部ライブ※に参加し、トルコ赤の救援活動報告と生徒たちの防災活動発表などを行い、交流を深めました。
※東日本大震災の記憶と教訓を未来につなぐために2021年から続く「JRCオンライン語り部ライブ」






