「高校生ボランティア・アワード2025〜君の志を応援します!〜」において島根県立三刀屋高等学校 JRC部が日本赤十字社JRC賞を受賞!

8月23日(土)、24日(日)、公益財団法人 風に立つライオン基金が主催する「高校生ボランティア・アワード2025〜君の志を応援します!~」の全国大会が開催されました。
この大会は、日々地道なボランティア活動を実践する高校生たちの"発表・交流の場"として、「誰かの役に立ちたい」という同じ志を持った高校生同士がお互いの活動や問題意識を共有することにより、さまざまな問題解決につなげていくことを目的に開催されています。
今年度の全国大会では、活動紹介ポスターにより事前に審査された197団体の高校生が東京に集まり、日頃実践しているボランティア活動を発表し、交流を行いました。
日本赤十字社もその趣旨に賛同し、青少年のボランティア活動がさらに促進されることを願って2022年から本大会の特別応援を行っており、今回は島根県立三刀屋高等学校 JRC部に日本赤十字社JRC賞を授与しました。

20250929-d48d29578e3f796871db14276fec0f016a3d2ffc.jpg来場者に自作の紙芝居を披露する三刀屋高校青少年赤十字メンバー

JRC部のメンバーは、学校が所在する地域において防災意識が十分ではないという課題に対し、従来の防災の取り組みに加え、地域の人びとに親しまれている「やまたのオロチ」の神話を題材に、防災意識を高めるための紙芝居を制作し、小さな子どもや災害時に特に支援が必要となる方々を対象に、わかりやすく防災の大切さを伝え、体験してもらう活動を行っています。青少年赤十字メンバーとして、主体的に「気づき・考え・実行する」を実践した活動であるとともに、地域の諸団体等と協働し、地域防災力の向上に貢献していることから、「日本赤十字社JRC賞」を授与しました。

20250929-9849930d0034792cb8685c15e5d4e95d49238305.jpgハートラちゃんぬいぐるみと副賞を受け取る青少年赤十字メンバー

20250929-0b49744dba5d615ead310d8ff7f3f742f89e9809.jpg高校生ボランティア・アワードに参加した三刀屋高校JRC部

参加したメンバーからは、
「神話のように『神様が守ってくれる』という願いだけでは命は守れないことを紙芝居を通して伝えたかった」
「防災は一人だけでは難しいけれど、地域の皆が少しずつ動けば大きな力になる」
「自分たちが体験型のこの活動を通じて防災の重要性を伝えることで、地域の方々の意識と行動が変わっていく様子を目の前で見ることができた」
といった実感が寄せられました。