防災推進国民大会 in 新潟に参加しました

令和7年9月6日(土)・7日(日)、新潟県にて「防災推進国民大会(通称:ぼうさいこくたい)」が開催されました。
本大会は、内閣府・防災推進協議会・防災推進国民会議が主催し、国民一人一人の防災意識を高め、知識や経験を共有することを目的に、平成28年度から毎年実施されているものです。
今回も全国から多くの方々が参加し、たいへん盛況となりました。

オープニングセレモニー

開会式では、日本赤十字社の清家社長が、防災推進協議会会長・防災推進国民会議議長としてあいさつを行い、自助・共助の重要性、そしてそれを支える公助の役割について触れつつ、改めて「日頃からの備えを意識し行動することの大切さ」を発信しました。
参加者の多くが真剣に耳を傾け、防災への思いを新たにする場となりました。

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日本赤十字社新潟県支部のブース

開催地となった日本赤十字社新潟県支部では、防災を身近に感じていただく体験型展示を実施しました。中でも注目を集めたのは、段ボールで作る避難用スリッパコーナーです。
避難所では衛生面に気を配ったり、足の疲れや冷えを防いだりするために履物があると安心できます。そこで、身近な段ボールを使って手軽に作れるスリッパを参加者に体験していただきました。
作製の手伝いをした学生ボランティアの積極的な参加も印象深く、親子連れからは「一緒に作れて楽しかった」「実際の避難でも役立ちそう」との声が寄せられました。完成品を履く子どもたちの笑顔も目を引きました。

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段ボールスリッパ作り①

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段ボールスリッパ作り②

また、通信指令車の見学や子ども用救護服・ナース服での記念撮影、過去の救護活動パネル展示などを通じ、多くの方に日本赤十字社の活動を知っていただきました。
さらに、日本即席食品工業協会様や森永乳業株式会社様との連携で、「即席めん」や「森永絹とうふ」をモデルとして、来場者には、常に一定量の備蓄を持ちつつ、普段から少しずつ消費して補充する『ローリングストック』の重要性を紹介しました。

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日本赤十字社の清家社長と学生ボランティア

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ハートラちゃんと記念撮影

来年は鳥取へ!

次年度は、鳥取県中部地震から10年の節目となる鳥取県での開催が予定されています。
鳥取県の先進的な取り組みである「支え愛マップづくり」や「災害ケースマネジメント」などを知り、そして、全国の先進事例を学び、交流を図るよい機会となるため、日本赤十字社としても、大会成功に向けて引き続き準備を進めてまいります。

ぼうさいこくたい/とりネット/鳥取県公式サイト