複合型施設

日本赤十字社の複合型施設の特色

  1. 医療、保健、看護、福祉のサービスの一体的な提供を通じて、ご利用者一人ひとりの生活を包括的に支えます。
  2. 近隣地区の学校の生徒による福祉の体験学習や、多くのボランティアさんの活動の受け入れなどを通じて、地域福祉の向上に努めるとともに、「たくさんの笑顔に出会える場所」としての施設を目指しています。

複合型施設(1施設)

総合福祉センター外観

総合福祉センター菜園

超高齢社会に必要とされる新しい施設のあり方を確立するため、日本赤十字社は2012(平成24)年度から東京都渋谷区で、複合型施設の日本赤十字社総合福祉センターレクロス広尾の運営を開始しました。

「レクロス」とは同センターの愛称で、赤十字の英訳であるRed Cross(レッドクロス)を略して、Re(レ)とCross(クロス)を組み合わせ作った言葉です。(レ)には再建、(クロス)には「役に立つ」という意味があり、「くりかえし、皆さまのお役に立ちたい」という同センターの意思を表しています。

一人ひとりの状態と目標に応じた、きめ細やかな支援

総合福祉センターリハビリ

日本赤十字社総合福祉センターレクロス広尾には、以下の5つの施設(事業所)が設置されています。

  1. 特別養護老人ホーム、デイサービス
  2. 介護老人保健施設、デイケア
  3. 高齢者グループホーム
  4. 障がい者支援施設
  5. 居宅介護支援事業所

それぞれの施設では、一人ひとりの状態と目標に応じた、その人に必要とされるさまざまな支援をきめ細かく行っています。

特別養護老人ホーム

これまでのその人らしい生活を続けるための介護を提供しています。また、終末期にある方が充実した生活を最後まで送れるよう、十分に配慮しながら生活を見守る「看取り介護」を行います。

介護老人保健施設

自宅生活を目指す方のためにリハビリを中心とした支援を行い、ご本人が望む自宅生活に必要な日常動作の再建に取り組んでいます。

高齢者グループホーム

軽度の認知症のある方がたがグループホームでの共同生活を通じて、それぞれの方がいま現在できる活動を継続して続けられるよう、職員が側面から支えています。

障がい者支援施設

自宅での生活が難しい障がいのある方がたが望む、自立生活と社会参加の実現の可能性を高める生活支援を、日々行っています。

居宅介護支援事業所

専門の介護支援専門員(ケアマネージャー)が、介護サービスを受けるために必要な「要介護認定」の申請代行や、居宅サービス計画(ケアプラン)の作成などの支援を行います。

「ユニットケア」の実施

総合福祉センターユニット

同センターでは「ユニットケア」という、入居者一人ひとりの個性や生活リズムを尊重して、今までのその人らしい生活をサポートするケアを行っています。

「ユニットケア」を行うために、入居者を10 人前後の少人数グループに分けるとともに、入居者の日々の状況を把握できるよう、介護スタッフを固定的に配置しています。

またユニットには、入居者のプライバシーを守るために一人ひとりの個室を設けるとともに、ほかの入居者や介護スタッフと交流できるリビングを設けています。それぞれのユニットは、しつらえを工夫して個性豊かな空間をつくっています。