芳賀赤十字病院で活躍するミャンマー出身の看護補助者にインタビュー!

やさしいにほんごバージョン

ミャンマー出身の看護補助者10名が芳賀赤十字病院で活躍しています

 芳賀赤十字病院(栃木県真岡市)では、特定技能制度を活用し、ミャンマー出身の看護補助者が病棟で活躍しています。患者さんの安心した入院生活を支える大切な存在として、日々さまざまな業務に取り組んでいます。

 今回は、2人の看護補助者の、仕事への思いや日本での生活についてのインタビューをご紹介します。
 2人は学生時代を母国で過ごしたあと、2年前に来日し、日本で社会人としての第一歩を踏み出しました。現在は看護補助者として日々活躍しています。

看護補助者インタビュー

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カインさん(左)、チャンさん
2024年10月に日本に来訪

Q 現在担当している業務を教えてください。

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 (協力してシーツ交換!)

(カインさん)

 現在は外科病棟の看護補助者として、看護師の補助を行っています。主に、トイレ介助・入浴介助・食事介助のほか、シーツ交換や清掃などの環境整備を担当しています。また、患者さんの急変対応時には、他の患者さんの見守りをするなど、看護師と協力しながら業務を行っています。

(チャンさん)
 整形外科病棟の看護補助者として、高齢の患者さんの介助を行うことが多く、ナースコールに対応することもあります。夜勤では、おむつ交換の時間帯に5病棟を2時間で回り、約30人の患者さんのおむつ交換を行っています。患者さんの身の回りのケアを通して、入院生活を支えています。

Q 仕事のやりがいを教えてください。

(カインさん)
 患者さんやそのご家族から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたときです。体調が優れず不安を抱えている患者さんが、日々のサポートを通じて少しずつ笑顔になったときに、この仕事をしていてよかったと思います。

(チャンさん)
 患者さんが笑顔になったり、段々元気になっていく姿を見たりしたときです。また、難しい仕事を一人でできるようになったときもやりがいを感じます。

Q ミャンマーにいるときに芳賀赤十字病院を選んだと聞きました。理由を教えていただけますか。

(カインさん)
 地域を代表する病院の一つであり、さまざまな経験を積むことができると思い、芳賀赤十字病院を選びました。
看護補助者として、患者さんが安心して入院生活を送れるよう、笑顔を大切にしながら精一杯サポートしていきたいです。

(チャンさん)
 教育体制が整っていることに魅力を感じ、芳賀赤十字病院を選びました。実際に働いてみると、先輩がたが優しくていねいに教えてくださり、この病院を選んで本当に良かったと感じています。月4回の勉強会では、仕事のやり方や必要な知識について学びながら、日々成長できるよう頑張っています。

Q 仕事をするうえで苦労したことがあれば教えてください。また、支えになっている人を教えてください。

(カインさん)
 担当している病棟は患者さんの入れ替わりが多いため、名前を覚えることに苦労しました。また、日本のルールやマナー、生活習慣が母国と異なるため、慣れるまでに時間がかかりました。しかし、周りの方の行動をよく見たり、分からないことは積極的に質問したりしながら、日本のルールを正しく理解できるよう努力しています。妹や友人も日本で働いているため、休日には予定を合わせて一緒に出かけ、リフレッシュしています。

(チャンさん)
 はじめは、仕事で使う専門用語や日本語を理解することに苦労しました。分からないことはメモを取り、すぐに先輩に質問して確認するよう心がけています。母国で暮らす家族とはビデオ通話で頻繁に連絡を取り合い、離れていてもつながりを大切にしています。

Q 日本での生活はいかがですか。

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(2人がよく利用するランチメニュー♪)

(カインさん)
 日本の食べ物はおいしく、暮らしやすく、毎日楽しいです。勉強は大変ですが、仕事については段々と慣れてきました。また、日本は四季による気温の変化が大きく、特に冬の寒さは厳しかったのですが、一緒に働く病棟の看護師から電気毛布や湯たんぽを教えていただき、暖かく過ごすことができました。

(チャンさん)
 日本は、食べ物もおいしく、安全でとても便利な国です。お昼ご飯は病院内の食堂で食べることも多いです。ときどきミャンマーの味が恋しくなることもありますが、ミャンマーの調味料が買える場所も見つけたので、家ではミャンマー料理も作ることができます。

Q 今後の目標を教えてください。

(カインさん)
 現在は看護補助者として働いていますが、介護福祉士の資格取得を目標に、仕事と勉強を両立しながら頑張っています。将来的には看護師になることも目標の一つです。チャンスがあればさまざまなことに積極的に挑戦していきたいと考えています。

(チャンさん)
 日本語の勉強を続けながら、介護福祉士の資格取得を目指しています。また、看護師を支え、患者さんのお役に立てるよう、これからも頑張っていきたいです。

教育担当者インタビュー

「ミャンマー人看護補助者の存在は、今ではなくてはならない存在に!」

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(芳賀赤十字病院看護部長・教育担当・看護補助者の皆さん)

 教育担当の仁平看護師と黒須看護師は、外国人看護補助者が安心して働けるように、一人ひとりの理解度に合わせた教育を行っています。当初はマニュアルに事前にルビを振り、必要に応じて翻訳機を活用するなどの工夫をしていました。今年の振り返りは日本語で行うなど、日々の学びを通して着実に成長しています。研修で使用するeラーニングでは、ミャンマー語も選択可能なため、学びやすい言語で学習することができます。今では、笑顔を絶やさず意欲的に学び続ける看護補助者は、病院にとって欠かせない存在となっています。

病院としてこういうところを後押し!

 2人とも、「患者さんに安心していただける看護補助者になりたい」という思いを胸に、日々学び続けています。患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら、日常の変化や急変の兆候にも気を配り、看護師と連携して患者さんの安心・安全を支えています。その活躍は、看護師が記録や専門的なケアに集中できる環境づくりにもつながっています。今後は、リーダーシップを発揮し、後輩の育成や指導にも携わる存在として活躍してほしいと考えています。

芳賀赤十字病院(栃木県真岡市)について

「地域に貢献する病院」

 芳賀赤十字病院は、栃木県の県東保健医療圏における唯一の公的な医療機関として、地域医療を支える重要な役割を担っています。1922年に設立された芳賀病院を前身とし、長い歴史の中で地域住民の健康を支えてきました。2019年には現在の新病院へ移転し、より充実した医療環境のもとで診療を行っています。
 救急医療をはじめ、出産や新生児医療、がん治療、リハビリテーション、認知症医療など幅広い分野に対応しており、地域の皆さまが安心して暮らせるよう支援しています。また、訪問看護や訪問リハビリテーションにも力を入れ、在宅医療の充実にも取り組んでいます。
 赤十字の理念である「人道・博愛」の精神のもと、災害医療や医療人の育成にも積極的に取り組み、外国人看護補助者を積極的に受け入れるなど、地域共生社会の実現を推進しています。

【交通アクセス】
・(車)宇都宮市中心部より約40分
・(車)北関東自動車道真岡 I.C より約10分
・(電車)東京より東北新幹線を利用して最短90分(宇都宮駅からタクシー40分含む)