【速報13】ミャンマー地震: あらゆる活動を支える赤十字ボランティア

赤十字が掲げる7原則のひとつに「奉仕/Voluntary Service」があります。世界中の赤十字社・赤新月社の活動はボランティアによって支えられており、この赤十字ボランティアは、自らの利益を求めず常に救うべき人びとのために自発的に活動にあたっています。
今回のミャンマー地震に対する救援活動も、赤十字ボランティアを抜きにしては語ることができません。これまでに最前線で救援活動に参加したミャンマー赤十字のボランティアは560人に上ります。被災地域外から派遣されたメンバーも少なくない中、発災直後から常に、人道ニーズの大きさに向き合いながら、休みなく活動を続けてきました。
被災地への派遣を終えたボランティアたちが元の活動地域に戻る際には、こころのケアやデブリーフィング(報告・振り返り)が行われます。これらに立ち会った国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)職員は、ボランティアの多くが「少し休んだらまた被災地で赤十字ボランティアとして被災した人びとを助けるお手伝いがしたい」と話す姿が印象的だったと言います。

20250430-e2c63f79aad37608fc4283f17915c857c509ecb2.jpg被災された方々の捜索・救助©MRCS

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救援物資を配付するミャンマー赤十字社の職員とボランティア©MRCS

「2025年ミャンマー地震救援金」

受付期間:2025年4月1日(火)~ 2025年6月30日(月)
使 途 :連盟、ICRC、ミャンマー赤十字社、タイ赤十字社および日赤が行う、ミャンマーおよびタイにおける救援・復興支援活動や防災・減災活動等に充てられます。

これまでの速報などでも現地で展開される救援活動の写真を掲載してきました。今回は、その中でも特に印象的なものを数枚ピックアップします。

また、こちらのページではこれまでの速報を一覧でご覧いただけるほか、随時活動中の写真を掲載していきます。どうぞご覧ください。

 

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今回の地震では医療施設の多くも被災したことから、ミャンマー赤十字社はマンダレーとサガインで巡回診療を開始し、休みなく活動を続けている。©MRCS

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地震により電力や水道網といったインフラ機能の多くも遮断された。ミャンマー赤十字社の給水・衛生チームは発災直後から、安全な水(飲料用水および家庭用水)の提供を続けている©MRCS

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ヤンゴン国際空港にて、日赤が寄贈した救援物資を受け取る日赤職員(写真左) ©JRCS/MRCS/IFRC

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甚大な被害を受けたマンダレーでミャンマー赤十字社が展開する巡回診療に帯同する日赤看護師(写真中央左)©MRCS/IFRC

日赤では今後も、ミャンマー赤十字社や連盟、赤十字国際委員会(ICRC)、姉妹赤十字社とともに被災地のニーズに寄り添う支援を続け、またその様子をお伝えしてまいります。引き続き、皆さまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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