【速報2】アフガニスタン地震:明らかになる被災地のニーズ、日本赤十字社は1000万円の支援を決定し海外救援金を募集中

 6月22日アフガニスタン南東部で発生した大規模な地震から10日以上が経過し、現地の被害状況や救援活動の詳細が明らかになってきました。

 この地震は、現地時間午前130分頃、人びとが寝ている真夜中に発生しました。被害が大きかったパクティカ州・ホースト州の一般的な家は土を固めただけのレンガ造りであったため、地震により多くの家屋が倒壊。命を落としたほとんどの人が倒壊した家屋の下敷きになったと言われています。

 被災地では現在も行方不明者の捜索が続けられており、被害者の数はまだ増えることが予測され、また、未だ続く余震による家屋倒壊や大雨に伴う土砂崩れや地滑り、洪水などの二次災害が懸念されています。さらに、もとより同国で起きている長年の紛争や近年の干ばつ等による複合的な人道危機とも相まって、現地は深刻な事態に直面しています。

〇現在報告されている地震による被害状況
  (6月22日~7月4日)
-1,000人以上が死亡、1,600人以上が負傷
-60,000世帯・推定25万人が被災(うち40%は子ども)
-36,000棟の家屋が全壊または半壊(被災地域の約70%)

画像 被災地を調査するアフガニスタン赤新月社職員と連盟職員

■アフガニスタン赤新月社と国際赤十字の活動

 アフガニスタン赤新月社は、地震発生直後の災害初期対応から迅速に支援活動を開始し、6月30日時点で下記のような対応を実施・計画しています。

内容・計画 〇食料支援:パクティカ州・ホースト州中心にこれまで約4,500個の食料セットを配付
〇現金給付:パクティカ州で6月30日から現金給付を開始。800世帯へ配付
第一期ではもっとも地震被害を受けている人を優先し、5,000世帯を対象にそれぞれAFN13,000(日本円で約2万円)を配付することを予定している。
〇水・衛生等の支援:800本分の水を配付
安全な水の確保のため、給水車の手配や貯水容器の配付が進められている。また、衛生設備の修理・復旧は早期復興計画の一つとして優先対応する。
〇医療支援:被災地にある基礎保健施設1か所と簡易保健施設6か所での医療提供のほか、近隣の州から巡回診療チーム13班(7月4日時点)、応急処置ボランティア100人が被災地に派遣された。また、医薬品等の医療キット30セットを被災地に輸送し、心理社会的支援(こころのケア)を含む緊急の医療支援に対応している。

 その他、生活必需品の配付はもちろん、数か月後に迎える極寒の冬に備えるため、防寒具の確保調達準備なども進めています。

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アフガニスタン赤新月社Facebook

■国際赤十字、現地の活動をサポートするため資金援助要請を拡大

 国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)は、今回の地震被害の状況を受け、以前より同国の複合的な人道危機に対して発出していた緊急救援アピール(資金援助要請)を、9,000万スイスフラン(約126億円)へ増額改訂し、うち1,000万スイスフラン(約14億円)を地震被害の危機対応に充てるとし、広く資金援助を呼びかけています。

 日本赤十字社も緊急支援として、同アピールに対して1,000万円の資金援助を行うことを決定いたしました。

 デンマーク赤十字社、ノルウェー赤十字社、トルコ赤新月社が実施した災害直後の被災地調査によると、下記の支援ニーズが確認され、集まった資金はこのような支援を中心に活用される予定です。

支援ニーズ 〇緊急の支援ニーズ:食料・現金・救援物資・避難所などの提供や医療・保健支援、心理社会的支援(こころのケア)、水・衛生及び衛生促進支援(WASH)、子ども・少女・同伴者のいない若い女性に対するジェンダーに基づく暴力のリスクに対処するための保護(PGI)等
〇中期的な支援ニーズ:家屋の修理や再建、生計の立て直し、教育や保健施設の復旧や設備の支援等

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車内で診察・応急手当を行うアフガニスタン赤新月社職員

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被災地の子どもと話をする連盟職員

■「2022年アフガニスタン地震救援金」を募集中

 日本赤十字社は、この度のアフガニスタンの地震被害による人道危機を受け、国際赤十字が実施する救援活動を支援するため、6月27日より「2022年アフガニスタン地震救援金」の募集を開始いたしました。現地の被災者に少しでも多くの支援を届けるため、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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「2022年アフガニスタン地震救援金」

受付期間: 2022年6月27日(月)~2022年9月30日(金)

使途  : 国際赤十字・赤新月社連盟とアフガニスタン赤新月社等が実施する地震災害の救援・復興活動及びアフガニスタン・イスラム共和国での赤十字の人道支援に使われます