「昔、学校で習った」「親からそう教わった」――そんな応急手当の知識を、今もそのまま信じていませんか?医療や救急の知見が積み重なる中で、かつては正しいとされていた対処法が、現在では推奨されていないケースも。いざという時、大切な人を助けるためにも、知っている「常識」をアップデートしておくことが大切です。今回は3つの例を紹介。その他の応急手当についても、下のボタンから最新の知識をチェックしてみましょう。
「正解」も時代と共に変化する 応急手当の知識をアップデート

その常識、今は違うかも!?
1けいれん
昔の常識
けいれんしたら、口に物をかませる!

今の常識
口の中には、何も入れない!
かつては、けいれんした人が舌をかまないよう、割りばしなどを口にかませました。しかし現在は、口の中を傷つけるおそれがあるため、口に物を入れるのはNG。体を押さえつけるのもNGです。速やかに119番通報し、意識や呼吸の状態を観察します。
2過呼吸(呼吸困難)
昔の常識
息苦しいときは、紙袋を口に当てる!

今の常識
紙袋は使わず、楽な姿勢で安静に!
過呼吸(過換気)症候群の人の口に紙袋を当て、自分が吐いた息を再び吸わせる「ペーパーバッグ法」。酸素不足を招くおそれがあるため現在はNGです。衣服をゆるめ、本人が楽だと感じる姿勢をとらせ、落ち着いた声で「ゆっくりと呼吸する」ことを促します。
3熱中症(重症)
昔の常識
熱中症かも? とにかく水を飲ませろ!

今の常識
意識がない・吐き気がある時は飲ませない!
意識がない、吐き気や嘔吐がある人に無理に水分をとらせると、誤嚥や窒息のおそれがあります。水分補給は、意識がはっきりして自力で飲める場合のみ。それ以外は救急要請し、体を冷やすことを優先します。頭痛など軽度の場合は速やかに水分・塩分補給を。
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