子ども達が自らの命を守れるように ハートラちゃんと、「きけんはっけん」

防災教育を終えて、ハートラちゃんをお見送りする4歳児クラスの園児たち

2026年9月16日、東京都武蔵野市にある武蔵野赤十字保育園には、いつも以上に園児たちの元気いっぱいの声が響き渡っていました。この日、4歳児クラスでは青少年赤十字の教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」を使った防災教育が行われ、そこにはシークレットゲストが用意されていたのです。子どもたちは、グループごとに分かれて教材にチャレンジ。大地震を想定して、イラスト内の人物の行動で間違っている(危険な)行動と、安全な行動を判断していきます。「この子は机の中に隠れようとしているから大丈夫じゃない?」「ここに立っていたら棚が倒れてきちゃうよね?」など、活発に意見を交わしながら真剣に考える子どもたち。答え合わせの時間も、多くの園児が挙手をして考えを伝える場面が見られました。

教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」のイラスト
「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」は、日赤が特定非営利活動法人プラス・アーツと協同で開発した幼稚園・保育所向けの防災教材。武蔵野赤十字保育園は、その制作に協力し、トライアルを実施した園でもある
先生の問いかけに手を挙げて答える園児たち
「どうして危険だと思ったの?」「この子はなぜ安全なの?」。先生の問いかけに答える園児たち
グループで教材を囲み意見を出し合う子どもたち
グループ内でそれぞれに意見を出し合いながら、危険な行動に丸印を付けていく

会も終盤、いよいよゲストの登場。そこに現れたのは、なんとハートラちゃん。クラス中が歓喜に沸きました。子どもたちがハートラちゃんに、安全に避難するための行動原則「おかしもち(おさない、かけない、しゃべらない、もどらない、ちかづかない)」を教えてあげる場面も。この様子に、同保育園の上石緑(あげいしみどり)園長は、「毎月の避難訓練に加えて、4歳児クラスへの防災教育は毎年恒例ですが、今年は園の75周年を記念して、特別にハートラちゃんに登場してもらいました。いつも以上に意欲的に防災について学ぶ姿は微笑ましかったです」と語りました。

ハートラちゃんに「おかしもち」を教えてあげる子どもたち
ハートラちゃんに「おかしもち」を教えてあげる子どもたち