8月のエリアニュース

全国各地、あなたの生活のすぐそばで日本赤十字社の活動は行われています。

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秋田県

「フレイル」対策で地域力を向上 奉仕団がフレイル予防サポーターに

秋田県 フレイル予防サポーター養成講座の様子
秋田県 公民館でのサポーター活動の様子

日赤秋田県支部で実施している「フレイル予防サポーター養成講座」。地域奉仕団が中心となり、地域を活性化する取り組みとして、受講者が増えています。6月26日、高齢化率が県内トップで、村民の約2人に1人が65歳以上という上小阿仁村(かみこあにむら)で養成講座を実施。秋田赤十字病院の管理栄養士や理学療法士、県の歯科医師らが講師となり、30人のフレイル予防サポーターが誕生しました。同30日には、地域の公民館で早速サポーター活動を開始。スクワットやお口の体操「パタカラ」などを主導し、地域の健康増進に貢献しました。上小阿仁村赤十字奉仕団の原田眞貴子委員長は「『みんなの元気は地域の力!』を合言葉に、今後も精力的に普及していきます」と抱負を語りました。

福井県

地元放送局の防災イベントで救助・救命活動などを実演

福井県 牛乳パックや新聞紙を使った防災グッズ作り
福井県 ステージイベントでの救助・救命活動の実演

日赤福井県支部では、6月20日に福井市内の体験・交流型施設「TRETAS(トレタス)」で開催された「FBC(福井放送)まるごと防災DAY」に参加。赤十字救護奉仕団による救急車両の展示や、応急手当の実演を行い、来場者に災害時に役立つ知識や技術を紹介しました。また、福井市赤十字奉仕団のレクチャーによる防災グッズ作りも大盛況。集まった子どもたちが牛乳パックを使った救助笛や新聞紙を使ったスリッパ作りに挑戦し、楽しみながら防災を学びました。午後のステージイベントでは、救護奉仕団が他団体と協働し、崩壊した建物から救助された負傷者に、心肺蘇生や応急手当を実施する様子をデモンストレーション。雨天にも関わらず多くの住民が来場し、防災意識の高さが伺えました。

石川県

「赤十字農園」で苗植え 家族三世代に受け継がれるボランティア活動

石川県 赤十字農園で作業を教わる参加者
石川県 サツマイモの苗植えの様子

日赤石川県支部には、「赤十字農園」と呼ばれる、奉仕団が育む農園があります。この農園で収穫した野菜はバザーなどで販売され、その利益が赤十字活動に寄付されています。今年5月、鶴来ふれあい赤十字奉仕団ら15人が参加して、サツマイモの苗植えが行われました。参加者の山下彩香さん(大学1年生)は、高校1年生からこの活動に参加。「昨年、バザーで提供したスイートポテトが大好評だったので、今年も収穫が楽しみ。家族に持病があり、食事管理が必要だったことから、管理栄養士を目指しています。この農園の活動も学びになります」と、山下さん。この日も叔父と祖母と共に参加。4年間を振り返り、「地域の方との交流が楽しく、家族で活動できることがうれしい」と笑顔で話しました。

京都府

震度7の大地震を想定 日赤第4ブロック合同災害救護訓練

京都府 避難者役への聞き取りを行う救護班
京都府 救護所訓練でのトリアージの様子

日赤では、災害時の相互支援などを行うため、全国の支部を6つのブロックに分けています。
6月6日、京都府の山城総合運動公園にて、日赤第4ブロック(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)合同災害救護訓練を実施。約450人が参加しました。今回は、生駒断層帯を震源とするマグニチュード7.5の直下型地震を想定し、宇治市で震度7など、京都府南部の広範囲に渡り甚大な被害が発生したという設定のもとで行われました。

発災直後に立ち上がった災害対策本部では、救護班からの報告や避難所の状況など、現場から上がってくる情報を整理し、必要な支援につなげるための調整を行いました。
実際の避難所を想定した訓練会場では、避難者のニーズを把握し、避難所運営を改善するための調査や評価のために、看護学生が扮する「避難者」一人一人に聞き取りを行い、災害対策本部へ支援を要請するまでの流れを確認しました。
一方、救護所訓練会場では、地震によりトンネルの崩落事故が発生した設定で、次々と運ばれる傷病者のトリアージ、けがの処置などのシミュレーションを行い、赤十字レスキューチェーン京都など多くのボランティアの活躍もあり、災害時の連携の強化を高めることができました。

山形県

京都府

愛媛県

広島県

「一度の経験が、いざという時の力になる」 全国各地の青少年赤十字(JRC)活動

山形県 オンライン交流会で発言するJRC高校生メンバー
山形県 交流会に参加したインドネシアの小学校の児童

日赤山形県支部では、JRC高校生メンバーが中心となって回収した書き損じはがきを原資に、海外の子どもたちへ文房具などを贈呈する「教育支援事業」を2010年から継続しています。昨年度、インドネシア赤十字社を通して10万円を送金し、ジャンバル県の小学校に「防災ノートブック」を寄贈したことをきっかけに、今年5月、寄贈先の小学校の児童と県内JRCメンバーとのオンライン交流会が実現しました。メンバーからは、「自分たちの活動が海外の子どもたちの防災につながっていることが実感できた」という感想が聞かれました。

京都府 人形を使った救急法講習に取り組む小学生

日赤は「誰かではなく、自分たちがするんだ」という意識を若い世代に広げるため、若年層への講習普及に力を入れています。6月9日、京都府支部では、JRC加盟校の京都市立北醍醐小学校の5、6年生を対象に、救急法講習を行いました。講習では長い説明を避け、人形を使った実技を中心に「自分たちにもできる」と実感してもらうことを重視。6年生は昨年の経験を生かしてレベルアップした内容に挑戦しました。胸骨圧迫を交代しながら絶え間なく続ける練習では、中断時間を最小限にする技術とともに、仲間と助け合う大切さを体感しました。

愛媛県 生徒たちが観光ガイドとして街を案内
愛媛県 ウクライナからの避難民家族を招いたセミナー
愛媛県 高校生によるグループディスカッション

愛媛県支部では、6月14日に、県内高校生向けに、ウクライナからの避難民家族を招いてセミナーを開催しました。避難民からは、現地での暮らしや紛争の影響、日本に来るまでの経緯と現在の生活についてなどが語られ、参加した約70人の生徒たちは真剣に耳を傾けました。グループディスカッションでは、「世界で起きていることを自分ごととして考えるべき」など前向きな意見が交わされる場面も。その後、生徒たちが観光ガイドとして街を案内するなど、地域の魅力を発信する企画も実施し、心の交流を深める機会となりました。

広島県 中学生向けに実施した「いのちの授業」
広島県 カンボジアとのユース相互交流事業に参加したメンバー

6月30日、広島県支部では、中学生に向けて「いのちの授業」を実施しました。その中で、カンボジア赤十字社とのユース相互交流事業(6月号本コーナーにて紹介)に参加した高校生ユースメンバーが発表。カンボジアへ渡航して気がついた、人と人とのつながりや平和の大切さ、国際人道法についてなどをテーマに自らの言葉で語り、「物の支援だけでなく、誰かを気にかける“思いやり”そのものが人を支える。その“思いやり”や感謝が、世界の平和につながる」というメッセージに、参加した中学生たちも真剣に耳を傾けていました。