150人が参加した避難所訓練 地域の保健師と日赤救護班の連携強化

北海道・東北6県からなる日赤第1ブロック支部では、10月10日から11日の日程で「令和7年度 日本赤十字社第1ブロック支部合同災害救護訓練」を行いました。今回は秋田県男鹿市で、第1ブロックの日赤救護班に加え、地元奉仕団や保健師ら、約150人が参加。

1日目は日本赤十字 東北看護大学にて、独自のカリキュラムによる避難所アセスメントに関する机上訓練を行った他、神戸赤十字病院の岡本貴大医師を迎え、能登半島地震での救護活動について聴講。
2日目は男鹿市総合体育館を会場に、大地震が発生した想定で実動訓練を実施。災害対策本部、避難所、保健医療福祉調整本部などのチームに分け、避難者への診療や避難所の環境改善などについて、手順や連携を確認しました。

*日赤では全国を6つのブロックに分け、広域事業の運営体制を構築している。第1ブロックは、北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島が含まれる。

1日目

避難所の環境改善などを学ぶ、避難所ゾーニング研修

2日目

🅐〜🅓の4カ所を
2巡(1巡・50分)して課題を解決

体育館を災害対策本部と複数の避難所にブロック分け。別のスペースには、保健医療福祉調整本部も設置

1巡目

🅐
避難所想定場所

男鹿東中学校

現在の避難者数:412人
メイン:北海道支部救護班
サブ:岩手県支部救護班

1巡目

🅑
避難所想定場所

男鹿南中学校

現在の避難者数:407人
メイン:青森県支部救護班
サブ:宮城県支部救護班(仙台)

1巡目

🅒
避難所想定場所

船川第一小学校

現在の避難者数:286人
メイン:宮城県支部救護班(石巻)
サブ:福島県支部救護班

1巡目

🅓
避難所想定場所

男鹿市総合体育館

現在の避難者数:308人
メイン:山形県支部救護班
サブ:なし

2巡目

🅐
避難所想定場所

脇本第一小学校

現在の避難者数:223人
メイン:岩手県支部救護班
サブ:北海道支部救護班

2巡目

🅑
避難所想定場所

北陽小学校

現在の避難者数:236人
メイン:宮城県支部救護班(仙台)
サブ:青森県支部救護班

2巡目

🅒
避難所想定場所

船川南小学校(旧)

現在の避難者数:185人
メイン:福島県支部救護班
サブ:宮城県支部救護班(石巻)

2巡目

🅓
避難所想定場所

サンワーク男鹿

現在の避難者数:57人
メイン:山形県支部救護班
サブ:なし

体育館の外
保健医療福祉
調整本部

🅒避難所想定場所での様子
避難者役の地元住民に健康状態を聴く救護班
地元奉仕団による、きりたんぽ鍋の炊き出しも実施