【お成り】愛子内親王殿下、秋篠宮皇嗣妃殿下 赤十字パビリオンをご視察

お成り

「お成り」とは、皇族のご来訪を敬って表す日本古来の尊敬表現です。

愛子内親王殿下 お成り

世界中の苦しみと向き合う赤十字 その活動に、温かい御心を重ねて

敬宮愛子内親王殿下は5月8日、9日に大阪・関西万博を訪問され、初日には、国際赤十字・赤新月運動館(赤十字パビリオン)を視察されました。

内親王殿下は、同館のZONE1で、世界中の人々の何気ない日常・かけがえのない暮らしが垣間見える映像をご鑑賞の後、ZONE2のドーム型メインシアターで赤十字のドキュメンタリーをご覧になり、世界の人道危機を体感され、「映像や音楽と共に、実際にそういう体験をされた方の声が入っていることで、より一層感じ入るものがありますね」と、述べられました。
また、「紛争や災害に対して、世界中の赤十字の方々が力強く立ち向かっていく姿がよく分かる展示でした」との感想も語られました。

5月8日、エレガントな装いで赤十字パビリオンを訪れた内親王殿下

来館者が書き込んだメッセージが次々と投影されるZONE3では、「とても多くの方が、何気ない日常を大切にしていかなければならないという意味のメッセージを寄せられているのですね」とのお言葉も。

来館者や特設WEBサイトへの訪問者がメッセージを寄せる「メッセージウォール」や、東日本大震災の際に石巻赤十字病院に掲げられていた赤十字の旗が展示されるZONE3にて

さらには、ZONE1、2、3の構成について、「青少年赤十字の(態度目標である)『気づき』『考え』『実行する』という構成になっているのですね」との気づきを日赤の清家篤社長にお伝えになる場面も。
視察の最後には、お迎えした日赤職員一人一人にねぎらうような温かいまなざしを向けられ、「改めて、赤十字の任務の重要性と崇高さを感じました」と、お言葉を述べられました。

赤十字が活動する世界の状況を重く受け止められる一方で、清家社長(右)との会話では、明るい笑みがこぼれる場面も

秋篠宮皇嗣妃殿下 お成り

日本赤十字社名誉副総裁である秋篠宮皇嗣妃殿下は、5月22日、23日に大阪・関西万博を訪問され、初日には、国際赤十字・赤新月運動館(赤十字パビリオン)を視察されました。
妃殿下は、ZONE1、ZONE2で、世界で起きている紛争・災害で平穏な日常が壊されていく様子と、人々を救う赤十字の活動を映像で体感された後、ZONE3へ。

日赤の清家社長(左)、鈴木俊彦副社長(中央)と共に、ZONE3の展示をご覧になる皇嗣妃殿下

東日本大震災の際に1万8000人以上の患者を受け入れ、救護活動を行った石巻赤十字病院に掲げられていた旗の展示を前に、「自分や家族も被災しているにもかかわらず、病院に詰めて医療救護に当たったというのは、本当に尊いことですね」と、職員へのねぎらいの言葉を述べられました。
また、日赤の人道活動や命と健康に関わる事業内容を紹介する展示には、「平時からレジリエンスを高めておくことや、発災後の『こころのケア』も大事ですよね」と、清家篤社長にお声をかける姿も。

その後、来館者が書き記した言葉を映し出すメッセージウォールで、1つ1つの文章をお読みになり、最後にはご自身も一文字ずつお心を込めてメッセージを残されました。

メッセージウォールでは、身をかがめて来館者の言葉を読み込まれるお姿も