【けんけつのいま】vol.4 「血液ファクトリー」~万博で伝える共助のこころ~
このコーナーでは、献血を推進するために各地で行われているさまざまな取り組みを紹介していきます。
京都府福知山市は、「献血と骨髄バンクの支援を広げる都市宣言」を掲げる全国唯一の自治体として、大阪・関西万博で5月28日~6月1日に開催された「地方創生SDGsフェス」にブースを出展。京都府赤十字血液センターが展示の一部を監修しました。
大阪・関西万博での出展ブースの様子
福知山市は、令和2年度に前述の都市宣言を行いました。市民憲章でうたう「共に幸せを生きる」まちづくりを目指し、市民の理解と協力を得て、献血と骨髄バンクの輪を広げ、次世代に引き継いでいく取り組みを推進しています。
「地方創生SDGsフェス」は、国民的ゲームコンテンツ「桃太郎電鉄」とコラボし、全国各地の新たな魅力を発見するイベント。福知山市は「次世代につなげる献血と骨髄バンクの支援の輪」をテーマに、ゲーム「血液ファクトリー」や「献血・骨髄バンククイズ」、幅6m、高さ2.7mの大型パネル展示を行いました。
福知山市と福知山公立大学が共同開発したゲーム「血液ファクトリー」は、献血した血液が血液製剤になるまでの過程を、実際の製造所内部の様子も交えながら子どもから大人まで楽しく学べる体験型ゲームです。
画面上部から落ちてくる白血球をビーカーでキャッチするゲーム、血液成分を分離する遠心分離機を体内時計の感覚で時間をぴったり当てて制御するゲームなど3つのステージで構成されています。なお、イベント終了後は、福知山市内での展示が計画されています。
福知山市の熱意により実現した本企画は、万博会場から献血の価値を伝える貴重な機会となりました。
献血の啓発を積極的に行う福知山市は血液センターと協力して献血出前講座も実施している
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