【LIVE 万博パビリオン】vol.3 「国際赤十字・赤新月運動スペシャルデー」開催!

このコーナーでは「国際赤十字・赤新月運動館(通称・赤十字パビリオン)」など万博会場のリアルな様子を現地からリポートしていきます。

5月8日
“人道の力”を世界に向けて発信

ダイナミックなウィンドバンドの演奏

5月8日の「世界赤十字・赤新月デー」にあわせ、大阪・関西万博会場でもスペシャルデーとして式典が開催されました。
式典では早稲田大阪高等学校の約80人の「ウィンドバンド」によるマーチングバンド演奏が行われた他、「しあわせ運べるように」の作詞作曲者、臼井真先生が指揮を執っての合唱、また、臼井先生のインタビューも赤十字語学奉仕団の池谷由起子さんが同時通訳をして行われました。

震災時の思いを語る臼井先生

この歌は、1995年の阪神・淡路大震災で被災した臼井先生(当時は小学校教諭。現在は神戸親和大学 教育学科教授)が、神戸の街を子どもたちの歌で蘇らせたいという思いから作られたもの。
「思い出がいっぱいの街が変わり果てた姿を見て込み上げてきた思いを一気に書き上げました。地震に負けない強い心を持って、みんなが苦しみを乗り越えられるように、そして、ふるさとをいつまでも大事に思ってほしいという思いを込めています」と臼井先生は語ります。

この震災から30年がたち、この歌は今では世界12カ国で翻訳され歌い継がれています。赤十字の人道理念にも通じる歌と共に、スローガンである「人間を救うのは、人間だ。~The Power of Humanity~」に込めた思いを多くの人に届ける機会となりました。