6月のエリアニュース

全国各地、あなたの生活のすぐそばで日本赤十字社の活動は行われています。

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岐阜県

高橋尚子さんがコース監修 「ぎふ清流マラソン」で救護活動

4月27日、2000年のシドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さん(岐阜県出身)が大会長を務める「2025 高橋尚子杯ぎふ清流マラソン」が開催され、日赤が医療救護活動を行いました。
この大会は今回で14回目。日赤は初回から救護班の派遣を続けており、今年は、岐阜赤十字病院の救護班1班7人と、日赤岐阜県支部職員3人がゴール付近の救護所を受け持ちました。晴天のもと、新緑の映える岐阜城を背に、鵜飼で知られる長良川両岸のコースを約1万人が駆け抜け、熱中症も心配されましたが、例年に比べて救護所に運ばれる方も少なく、転倒によるけがや体調不良のランナー計18人の対応を行いました。

佐賀県

「聴こえなくても救いたい!」 佐賀県初 聴覚障害者向け救急法講習

日赤佐賀県支部では、4月6日、26日、27日の3日間、佐賀県聴覚障害者協会の会員6人を対象に、救急法基礎講習・救急員養成講習を開催しました。講習では、手話通訳者を招いて、学科・実技ともに手話を介して内容を伝えました。
また、視覚的に理解しやすいよう、教本をプロジェクターで投影して進行し、タブレットの音声文字起こし機能やジェスチャーを駆使して指導を行いました。AEDの音声が聞こえなくても、発声ができなくても、救急時にどのように対処するか、1つ1つ確認・相談しながら進め、受講者全員が基礎講習・救急員養成講習の検定に合格しました。
受講者からは、「障害があってもできることがあると思えた」といった感想が聞かれました。

千葉県

災害時の通信・交通網の混乱に備えてドローン研修会を開催

3月1日、日赤千葉県支部では、災害時にいち早く派遣される職員を対象に、ドローン研修会を開催しました。災害発生後は、通信の途絶や交通網の断絶などにより、情報の伝達が難しくなります。
そんなとき、迂回路探索や救護所設置場所の選定などの災害救護活動に有効なのがドローンです。研修では、外部講師を招いて、実機を使った操縦方法について学んだ他、座学で、ドローン飛行における法令や最新の動向を学びました。

京都府

中学校で、こども園で、命と健康を守る講習会

日赤京都府支部では、3月18日に亀岡市立大成中学校で赤十字救急法短期講習会を開催しました。同校2年生約130人が参加し、胸骨圧迫や人工呼吸などの一次救命処置を学びました。指導員の姿に、「カッコイイ! 私も指導員になりたい」と語る生徒がいた他、「今回の経験を生かして、人の命を積極的に助けようと思いました。『身近な人の命を助けることができるのは、身近な人』という言葉を心に刻みます」といった感想も聞かれました。

また、4月19日には、京丹波町立認定こども園である「たんば」、「みずほ」、「わち」こども園が合同で、保育士65人を対象に赤十字幼児安全法講習を開催。当講習は20年継続されていて、講習冒頭では、1年間を振り返り事故を未然に防ぐ大切さを確認、その後、心停止が疑われる乳幼児への対応や気道に異物が詰まった際の応急手当を学びました。
受講者からは、「何かあったときのために、継続的な受講が大切ですね」との感想が聞かれました。