【けんけつのいま】vol.2 全国最下位から脱却!県立の全校でセミナー実施
10代の献血者率、三重県は全国最下位
2014年、三重県赤十字血液センターはこの統計に衝撃を受け、高校生の意識調査を実施しました。
その結果、約65%の高校生が「献血に特に関心がない・全く関心がない」と判明。
10代に献血の意義を伝えなければ──血液センターは行政の協力も得て、三重県内の県立高校で献血セミナーを実施するローラー作戦を展開。全県立高校・66校でのセミナーが実現しました。
三重県が実施している高校生が主体となったサポーター制度のメンバー
このとき、追い風になったのは
同血液センターで献血セミナーに携わった東地宏将さんは次のように語ります。「献血セミナーでは輸血を受けた方からのビデオメッセージ『ありがとうの手紙』などをお見せします。
献血が実際にどのように人を救っているかを知ってもらい、また若年層の献血参加が減少していることなどを説明すると、セミナー後のアンケートでは、先生も生徒さんも意識ががらりと変わるのを感じます。
献血セミナーの様子
三重県では
また現在、三重県は高校生が主体的に献血の普及と推進に携わるボランティア制度「ヤングミドナサポーター」を実施していて、献血の意義を理解した生徒がボランティアとしてアクションできる仕組みも活用することで、「10代の献血者率、最下位」から脱却し、将来の献血を支える人材づくりを着実に進めています。
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