5月のエリアニュース
全国各地、あなたの生活のすぐそばで日本赤十字社の活動は行われています。
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埼玉県
受講者数1000人を突破! 災害時の「こころのケア」研修会
埼玉県
日赤埼玉県支部では、3月15日、17日に、「防災ボランティアのためのこころのケア研修会」を開催。この研修は、災害時にボランティア活動をする上で被災者の心理を理解・配慮した活動をするための知識や技術の習得を目的としています。
研修会には、防災ボランティアだけでなく、地域奉仕団や青年奉仕団など、総勢84人の赤十字ボランティアが参加。「こころのケア」や災害時の活動におけるポイントを座学で学んだ後、相手の気持ちになって寄り添う「傾聴」の具体的な方法を学びました。
また、支援する側のストレス反応とセルフケアの方法も学習。今回の研修で、本研修会の受講者は1000人を突破しました。
京都府
日頃の地道な「備え」が災害時の助けに 緊急セットの備品入れ替え
京都府
東日本大震災が発生した日である3月11日、日赤京都府支部では、赤十字ボランティアの連携による災害時用の備蓄品の整備が行われました。まず、赤十字防災セミナー指導者の小谷和弘さん、昨年に高校生で赤十字救急法指導員の資格を取った(※全国初)中村亮祐さんが支部職員と協力して、府内各地の防災倉庫から緊急セット約1000個を支部に搬送。
翌日には、南区赤十字奉仕団婦人部が、セットの中のラジオから古い電池とウェットティッシュを抜き取り、新しいものに交換しました。
小谷さんは、「こうした地道な備えは大切。災害が起こった際、すぐに現地に支援に行くことが難しい場合もあります。日頃から、こうした活動に参加することで、少しでも地域防災の役に立ちたいです」と語りました。
広島県
「あの日」を二度と繰り返さない 核兵器禁止条約 第3回締約国会議に参加
広島県
日赤広島県支部の職員が、3月3日~7日にアメリカ・ニューヨークの国連本部で開催された、核兵器禁止条約(TPNW)第3回締約国会議に参加しました。職員は会議の場で、「あの日」の広島の凄惨な真実を伝え、議長国であるカザフスタンの赤新月社の職員と共に「国際赤十字・赤新月運動全体として核兵器のない未来に向けて引き続き尽力する」という声明文を読み上げました。
また、日本の被爆者だけでなく、キリバスやカザフスタンでの核実験の被害者が証言し、改めて核兵器の恐ろしさと、人類にもたらす危機を参加国に示す場も設けられました。赤十字は「核兵器禁止」の声が世界で高まることを願い、赤十字のネットワークやツールを生かして、核兵器の非人道性について広く訴えかけ、国際人道法の普及を進めていきます。
愛媛県
愛媛・今治市の山林火災対応 必要としている人々へ救援物資を
愛媛県
3月23日に発生した愛媛県今治市の山林火災は、およそ442ヘクタールの面積を焼失し、消火活動に9日間を要しました。火の手が迫った地域の人々は自宅を離れ、指定の避難所で不自由な生活を余儀なくされました。
発生直後から、地元消防などによる総力を上げた消火活動が続く中、日赤愛媛県支部も支援の要請を受けました。
日赤の災害救護活動においては「救援物資の備蓄と配分」も重要な役割です。支部では、いざというときに備えて救援物資を備蓄しています。また、救援物資の運搬もできる救護用トラックも配備していますが、火災が起きる直前に新しいトラックが納車されたばかりでした。
3月26日、その救護用トラックに松山市の倉庫から救援物資を積み込んで被災地に向けて出動しました。現在では熱源も確認されず鎮静していますが、今後も要請に応じて、救援物資の配送や医療救護班の派遣に迅速に対応できるよう、訓練や整備を続けていきます。
沖縄県
沖縄とアメリカの青少年赤十字メンバーが嘉手納基地内で交流会
沖縄県
3月12日、沖縄・嘉手納基地内のアメリカ赤十字社(米赤)が企画する「Youth Disaster Preparedness Event(ユース災害対策イベント)」に、日赤沖縄県支部JRC(青少年赤十字)の高校生8人が参加しました。
沖縄県在住でも、基地内に入る機会はほとんどないため、参加者にとっては貴重な体験。
当日は日米混合のチームを作り、研修を少しでも楽しく!という米赤メンバーのアイデアで、「ゾンビの街に入り込んだ」という場面設定をして、お互いにゾンビメイクをし合って打ち解けました。
その後は5つの分野のチェックポイントを設け、防災のために準備しておくもの、ストレスの発散法、心肺蘇生法や止血法などの問題をチームごとに考え、答えを導き出し、チームワークの良かったチームの表彰が行われました。
夕食会では米国らしいボリューミーなピザを味わい、交流を深めました。
大分県
大分では初! 親子で「水上安全法指導員」
大分県
認定証を手にする、こころさんと貴史さん。大分赤十字病院の歯科技工士でもある貴史さんは、立ち泳ぎなどの練習を1年間続け、指導員認定を受けた
日赤では水の事故から命を守るために、全国の支部で「赤十字水上安全法講習」を実施しています。この講習の指導員はレベルの高い泳力(技術・体力)が求められる赤十字ボランティアの花形。
昨年12月、日赤大分県支部で森島こころさんが指導員養成講習を経て検定試験に合格、新たに指導員となりました。
実はこころさんは父・貴史さんも水上安全法指導員。小中学生の指導を長年続け、身近な道具を使って楽しい講習になるよう工夫を凝らす父の姿を見て「私も父のように受講者に寄り添う熱い指導員になり、一緒に指導を行いたい」と決意。
学生時代に競泳選手だった経験も生かし、今夏に指導員デビューをします。
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