【大阪・関西万博】 5月4日~10日「赤十字ウイーク」

ウクライナ避難民の「こころのケア」として癒やしロボット「パロ」を活用

「災害への備え」を見る・知る・感じる1週間

★イベント初日・最終日の実施内容と時間は、開催直前にWEBサイト「Visitors」をご確認ください

5月8日は「世界赤十字・赤新月デー」。
災害・紛争などさまざまな現場で人道の実現のために尽力している赤十字の活動を称える国際記念日です。
万博でも、5月4日~10日の1週間は「国際赤十字・赤新月運動イベント期間(通称:赤十字ウイーク)」とし、リアルとバーチャルそれぞれで特別プログラムが実施されます。今回は、その内容を少しだけご紹介します。
[会場:ギャラリーWEST(フューチャーライフゾーン)]


[リアルプログラム1]
 ギネス認定の癒やしロボット
パロ」体験 

アザラシ型の愛らしい姿で人の声に反応する機能を備え、「こころのケア」への活用が期待されているロボット「パロ」。
世界各地で活躍し、人を癒やした数でギネスに認定されています。日本でも、昨年の能登半島地震の被災地にある6カ所の高齢者施設で、パロによる「こころのケア」が始まっています。
(産業技術総合研究所・提供)

[リアルプログラム2]
キズ・ヤケド痕などを
カバーする
リハビリメイク」実演

キズやヤケドの痕などをカバーし、外見を整えることで心を癒やし、社会に踏み出すことを後押しする「リハビリメイク」。
かづきれいこさんは、イギリス赤十字社のカモフラージュメイク(キズを自然に隠すメイク)の活動を視察したのがきっかけで、リハビリメイクを考案されたそうです。東日本大震災の被災地などでメイクアップのボランティアを通じ、「こころのケア」をしてきた、かづきさん。会場でご本人が実演されます。

IMG_0091ok 赤十字ニュース用_250314.jpg被災地でメイクのボランティアをするかづきさん


[リアル&バーチャルプログラム]
万博公式のスペシャルデーには
リアルとバーチャルで
ライブ演奏&特別講演を開催

[会場:ナショナルデーホール (小催事場)]

赤十字を創設したアンリー・デュナンの誕生日でもある5月8日の「世界赤十字・赤新月デー」には、阪神淡路大震災を経験し、歌の力で心の復興に取り組んだ臼井真さん(※)の講演を赤十字語学奉仕団が同時通訳し、ライブで配信。また、全国トップクラスのバンドである早稲田大阪高等学校(青少年赤十字加盟校)の「ウィンドバンド」による吹奏楽演奏など、赤十字活動の仲間たちが万博会場から世界へ向けてメッセージを発信。このイベントの様子は大阪・関西万博バーチャル会場でも視聴可能です。

※1995年の震災当時、神戸市立吾妻小学校の音楽教諭であった臼井さんは「しあわせ運べるように」を作詞・作曲し、被災地の人々の心の支えとなりました。

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