国内災害救護まるわかり辞典【避難生活を支える救援物資】 その時、日赤はどう動く!?

日赤の救護活動についてさまざまな角度から紹介するこのコーナー。
今回は【避難生活を支える救援物資】です。

◆緊急セットの内容◆
携帯ラジオ、電池、歯ブラシ、洗濯バサミ、タオル、救急絆創膏、鉛筆、メモ用紙、毛抜き、不織布マスク、災害時サポートガイドの冊子、懐中電灯、ポケットティッシュ、ビニール袋、弾力包帯、物干しロープ、スプーン・フォーク、軍手、ゴム手袋、ウェットティッシュ、不織布ガーゼ、コップ

災害発生時における被災地での日赤の救護活動として、医療救護班やこころのケア班の派遣などのほか、被災された方々への生活支援を行うことを目的に、救援物資の配布も行っています。体育館や公民館などの日常とは異なる状況である避難所などにおいて、少しでも過ごしやすい環境を整備するため、全社的な救援物資として「毛布」や「緊急セット」「安眠セット」を備蓄しています。災害発生時においては、行政職員やボランティアの方々の協力を得ながら、これらの救援物資を被災された方々へ迅速にお配りしています。

現在、全国に備蓄している救援物資の数量は、毛布が約34万枚、緊急セットが約11万セット、安眠セットが約6万セット(令和5年3月末時点)となっており、平時から各都道府県支部や各市区町村の倉庫などに分置して備蓄されているため、災害時でも迅速に搬送することが可能となっています。

また、上記の救援物資以外にも、地域性などに鑑み、各都道府県支部の判断により、ブルーシートや下着セット、タオルセットなどの救援物資辞典も備蓄し、被災者の生活の質の向上に取り組んでいます。

◆「毛布」「安眠セット」の詳細はこちら