国内災害救護まるわかり辞典【救護活動に使用する救護所用テント&救護車両】 その時、日赤はどう動く!?

日赤の救護活動についてさまざまな角度から紹介するこのコーナー。
今回は【救護活動に使用する救護所用テント&救護車両】です。

エアテント


 日赤救護班は、災害時に被災地で救護活動を行うためにさまざまな資機材を備えていますが、医療機関が被災した地域や避難所の近くに医療機関がない地域などで被災者の診療を行う場合は救護所用のテントを設置します。

 現在、エアテント174張、フレーム式テント117張、リフト式テント40張の3つのタイプを全国で整備(2023年3月末時点)し、災害時に迅速な設置ができるよう平時から訓練を重ねています。

 エアテントは骨格となるフレームに空気を送り込むことで立ち上がるため短時間で設置することができ、フレーム式テントとリフト式テントはフレームに金属などを使用しているため耐久性が高いなどの特徴があります。

 この他、救護班要員を被災地に派遣するための無線と衛星電話を搭載した通信指令車、救援物資を搬送するためのトラックなども整備し、被災地での迅速な救護活動を行う体制を整えています。

フレーム式テント

リフト式テント

搬送用トラック

通信指令車