【献血まるわかり辞典】vol.10「表彰・顕彰制度」

継続的な献血協力に対する感謝と功労を称(たた)える気持ちをカタチに

 さまざまな治療に役立てられている輸血用血液製剤や血漿(けっしょう)分画製剤などは、無償でご協力くださる方々の善意の献血から造られています。

 日赤では「献血への感謝の気持ちを伝えたい」との思いから、工夫を凝らしたプレゼントや記念品(バッジなど)を進呈してきました。さらに、継続的に献血にご協力いただいた方へ深い感謝の意を表すため、その功労を称える「表彰制度」および「顕彰制度」を設けています。

 1980(昭和55)年以降の表彰制度は、献血30回で銀色有功章、50回で金色有功章の楯が贈られていました。この有功章の楯は多額の寄付をされた方に贈られる楯と同じものでした。1995(平成7)年度の制度基準変更により、現在は70回で銀のガラス盃(銀色有功章)、100回で金のガラス盃(金色有功章)が贈られます。

 

右)有功章は、ご寄付や献血、奉仕活動などで日赤の活動に多大な貢献をいただいた方へ贈られるもの。写真は1980年ごろの表彰品である銀色有功章(楯式)。なお、金色有功章の場合は金色の楯となった
左)献血70、100回の表彰品である銀色、金色有功章(ガラス盃)

  

 顕彰制度も時代とともに変化し、現在は献血10回、30回、50回に達するごとに、有田焼小皿や今治産無撚糸フェイスタオル、若狭塗箸2膳セットからお選びいただける“選択制記念品“が贈られます。

現在の選択制記念品から、今治産無撚糸フェイスタオル

 

 また、継続的に献血へご協力いただいている企業・団体の方には、各都道府県において開催される献血イベントや皇室の方々もご臨席いただく献血運動推進全国大会などで感謝状が贈られます。