赤十字、世界の「現場」から(7)/ソルフェリーノ 赤十字国際委員会(ICRC)が展開する紛争地での保護活動や避難民支援。 その活動現場で切り取られた、知られざる世界の姿、世界の課題。

1859年イタリア統一戦争で4万人を超える死傷者を出した「ソルフェリーノの戦い」。ソルフェリーノの納骨堂には、約7000人の遺骨が納められている。この地ではいまだに当時の戦死者の骨が見つかり、敵味方、階級、国籍の区別なく公平に扱う証しとして、頭、腕など部位ごとに保管されている。


ソルフェリーノの戦いで負傷した兵士の救護にあたったアンリー・デュナンはその体験を本につづり、負傷兵を救う救護組織の結成と、その活動を保障する国際条約を提案。この主張が実を結び、1864年に「ジュネーブ条約」が締結され、今日の国際赤十字組織の礎となった。


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