令和5年度赤十字奉仕団支部指導講師研修会を開催!~全国各地で赤十字運動推進の核を担うボランティア~

令和6年1月26日~28日の3日間にわたり、日本赤十字社本社で「令和5年度赤十字奉仕団支部指導講師研修会」を開催しました。
本研修会には、各種奉仕団に所属している方や、青少年赤十字の指導者の方、またすでに指導講師として活動されている方等、全国から計26名の赤十字ボランティアが参加しました。

指導講師研修会とは

本研修はすでに指導講師として活動している方またはこれから指導講師として委嘱される方が対象となっており、各地域において赤十字奉仕団等のボランティア活動の指導及び助言ができ、赤十字が実施する研修会を中心となって実施するために必要な知識や技術を習得することを目的とし、行われている本社主催の研修会です。


研修会では参加者に期待することとして次の3点をあげております。
①赤十字の理念をその本質まで理解し、状況とともに変化する地域社会の人道的ニーズにあった活動をするために必要なことを指導できるようになる②基礎研修・リーダーシップ研修(企画・運営含む)を実施し、さらに奉仕団のみならず支部においても第一線に立ち、実際的な指導全般の役割を果たすことができるようになる③研修への考え方・研修手法を実践に移す

画像 グループワークで意見を出し合う参加者

赤十字運動推進の核を担うボランティア

各講座では、赤十字奉仕団等のボランティア活動の指導及び助言ができる指導講師になるために必要な知識や、各支部で実施している「赤十字ボランティア基礎研修会」「赤十字ボランティア・リーダーシップ研修会」を企画・運営・実施するための講義のポイントや手法を、映像資料や新聞記事の活用、グループワーク等を通して学び、理解を深めました。

また、外部講師をお招きし、受け手に伝わるプレゼンテーションの仕方や資料の作り方についてアドバイスをいただき、実際に研修を実施するために必要なスキルを身に着けました。

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3日間の研修の間、参加者は研修運営を担う事務局や講師からの指示を待つのではなく、自主的に掲示板を確認して資料を受け取ったり、時間や案内を確認するなど、自分自身が「気づき」「考え」「実行する」を実践する中で、ボランティア活動の指導及び助言をする立場、研修を実施する立場となることをイメージしながら過ごしました。

参加者からは、「各講座において、気づき・考え・実行することを、日常化することの意味を再確認できた」「自分だったらどのように研修を担当するか、そのためにどんな準備が必要かということを具体的に意識できるようになった」「今日の講師を超えられるよう、講義資料を拠り所にしつつ、自分のものにして、支部にこの人あり!!を目指します」といった声が挙げられました。

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今回の参加者は、各都道府県支部の指導講師として赤十字運動推進の核を担いながら、研修で習得した知識や技術を活かして引き続き赤十字ボランティアとしての活動、研修をさらに充実させていきます。

画像 令和5年度赤十字奉仕団支部指導講師研修会の参加者26名とスタッフ一同