シリーズ「モデル奉仕団」 香川県東かがわ市赤十字奉仕団

「モデル奉仕団」とは、社会情勢の変化に即応して、より一層赤十字奉仕団活動の充実強化が期待されること受けて、昭和58年に実施要領を定めたものです。以来多くの奉仕団がモデル奉仕団として指定を受け、指定期間中、重点的に推進しようとする活動を行ってきました。例えば、令和2年度は、15支部52奉仕団が指定を受け、活動を行いました。
その中からいくつかをご紹介します。

香川県東かがわ市赤十字奉仕団

香川県東かがわ市は、香川県の東の端にある人口約3万人の市。地場産業の手袋生産は伝統産業であり、ハマチの養殖発祥の地としても有名です。有名な製薬や、和三盆糖などの伝統をいまなお受け継ぐ、伝統文化や自然環境ゆたかな町です。

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画像 「備える力がいのちを救う!」と題した防災イベントを婦人団体連絡協議会と奉仕団で共催(写真は令和元年度の様子)

モデル奉仕団としては、令和元年度から令和3年度まで指定を受けており、令和2年度は、市内白鳥地区の3つの奉仕団を中心に、地区の小中学生などの青少年を交えた防災学習を実施する予定でした。しかしながらコロナ禍ということで密を避けるために予定を変更し、児童・生徒の心を和ませたいとの思いから、緑化活動を行うこととしました。

画像 活動は東かがわ市立白鳥小中学校との連携で実現しました (写真は令和2年度の様子)

花言葉である「いつも元気」のとおり、元気に成長してもらいたいとの願いをこめて、ポーチュラカの花苗300苗を100個のプランターに丁寧に植えました。そして、そのプランターを白鳥小学校及び白鳥中学校の児童会、生徒会の代表に手渡しました。

活動の効果や成果としては、梅雨明けのあとの暑さが一段と厳しくなる時期に実施しましたが、暑さに負けずにきれいに咲く花の様子を見て、コロナ禍のなかの児童、生徒の心を和ませることが出来たと感じています。
 令和2年度は、白鳥地区だけでの実施でしたが、今後はさらに広げたいと考えていました。地域の方々からも好評であったので、令和3年度は引田、大内地区でも実施する予定で計画しています。

東かがわ市赤十字奉仕団の取り組みはまだまだ続きます。