初!ユース主催「コロナ禍のボランティア活動の意見交換会」 ~青年赤十字奉仕団全国協議会主催第1回オンラインカフェ~

2021年10月24日(日)に、青年赤十字奉仕団全国協議会(以下、全協)※が「第1回オンラインカフェ」を実施しました。全国の青年赤十字奉仕団員が全協についての知識を深め、奉仕団員同士が交流し、他の団の事例を知ることで自分たちの活動に生かすきっかけとすることを目的に開催されました。全協主導で企画され、合計15人が参加しました。

※青年赤十字奉仕団全国協議会とは、日本全国を6つの地域に分けたブロックから各地代表として選出された青年赤十字奉仕団員が活動について話し合う会議体です。
※各地で活動する青年赤十字奉仕団の様子はこちら。

https://www.jrc.or.jp/volunteer-and-youth/volunteer/youth/join/

 新型コロナウイルス感染症の拡大による行動制限は、各地の赤十字奉仕団の活動にも大きく影響を及ぼしています。青年赤十字奉仕団は従来、社会福祉施設での活動、献血の呼び込み活動、街頭募金活動等様々な活動を行っていました。現在は各地の感染状況に応じて、対面とオンラインとを使い分けながら工夫して活動をつづけています。

 オンラインカフェには活動経験が少ない団員から、長く活動を続けている団員まで幅広く参加者がオンラインで集まり、意見交換を行いました。

 当日は、(1)青年赤十字奉仕団全国協議会の紹介、(2)グループにわかれた意見交換会の2部構成ですすめられました。

1 青年赤十字奉仕団全国協議会の紹介 

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まず全協から、「全協とは何か」という概要や全協での協議事項についての紹介がありました。昨年度の協議事項はコロナ禍での活動や団員のモチベーション維持などが挙げられていたとのことです。今年度については3点案内がありました。1点目は活動の状況を全国で共有して全協と奉仕団が各地で双方向的に連携すること。2点目にオンラインを活用して全国の活動の活性化を目標とすること。そして3点目で全協の活動自体を可視化し、メンバーが進捗を見えやすくすること、が挙げられました。

2 グループワーク   

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参加者が7人程度のグループに分かれ各地のコロナ禍でのオンライン活動や現在の課題を共有し、意見交換を行いました。例として、都道府県を超えたオンラインでの活動の好事例の共有です。宮城県と山口県の青年奉仕団は、協力して東日本大震災に関するイベントの企画を行ったことが紹介されました。九州地方では、県をまたぐ移動が難しく自県での活動にとどまっていましたが、オンラインの活用により互いに他県の研修会等に参加できるようになりました。

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一方で課題も挙げられました。新たな団員との交流がオンラインに制限され距離が深まらないことや、普段の活動の引継ぎがうまくできないといった声などが寄せられました。
 その後全体に戻り、質疑応答の時間を設けました。全協に関する基本的な質問から、運営上のお悩みなど様々なトピックについて話し合われました。例として「定例会をコロナ禍でどのように工夫して開催しているか」という質問がありました。熊本県支部は団員が話し合うだけでなく、ワンポイント講座として何か役立つ知識を学べる時間を併せて設けることで、参加率を高めていると紹介がありました。

3 終わりに  

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今回コロナ禍で工夫して行うオンラインの活動の情報共有が中心でなされ、団員にとって今後のヒントを得て、活動を見直す貴重な機会となりました。
 オンライン「カフェ」という名称のとおり、各自お茶やお菓子を用意し、わきあいあいとリラックスした雰囲気で交流する時間でした。 

(関連リンク)

・#みんなで乗り越える~日赤ユースがいまできること~

(https://www.jrc.or.jp/volunteer-and-youth/volunteer/news/200417_006158.html)

・#KeepClapping日赤ユースから、最前線でコロナの対応を行っている方々へ感謝の気持ちを込めて~#みんなで乗り越える~

(https://www.jrc.or.jp/volunteer-and-youth/volunteer/news/200508_006184.html)

・赤十字ユースボランティアの活動を知ろう!~あゆみ~

(https://www.jrc.or.jp/volunteer-and-youth/volunteer/news/210205_006428.html)

※全6ブロック分を赤十字ボランティアトピックス(https://www.jrc.or.jp/volunteer-and-youth/volunteer/news/)にて公開中