~全国における赤十字運動のリーダーとして~  令和元年度赤十字ボランティア・リーダー研修会を開催!

日本赤十字社は、全国各地で奉仕団員を対象とした様々な研修会を開催しています。本社では全国の奉仕団員を対象とした研修会を2つ開催しており、8月下旬にその1つである「令和元年度赤十字ボランティア・リーダー研修会」を開催しました。

令和元年8月24日から3日間、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)に各都道府県から52名の赤十字ボランティア(地域赤十字奉仕団・特殊赤十字奉仕団・青年赤十字奉仕団)が集まりました。

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アクティビティでは笑顔がこぼれることも

本研修会の目的は、赤十字の理念と活動を深く理解し、各都道府県における赤十字運動のリーダーとしての資質を向上させること、また赤十字マインドを持ったボランティアとして、災害マネジメントサイクルの中で地域の人道ニーズを捉えた活動を行う力を養うことです。

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グループワークではメンバー同士で頭を近づけて話し合うこともしばしば

研修会では自主的に掲示板を確認して行動するなど、受講者に「気づき」「考え」「実行する」を実践の中で、目的を達成するための力を養いました。

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世代や奉仕団を超えて相互の活動を共有

研修会は、本社から日本赤十字社の基本方針と奉仕団に期待される役割を伝えることからはじまりました。

その後、講義やグループワークを通して奉仕団のリーダーに必要なコミュニケーション力やリーダーの資質について学び、赤十字への思いや理念に立ち返りました。

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地域や団種によって異なる活動を発表

「地域ニーズを捉える」のコマでは、ニーズとシーズ(技術やノウハウ)のマッチングでボランティア活動が成り立っていることや、活動のヒントは日々の生活の中にあり、想像力、行動力を働かせてボランティア活動をすることの大切さを受講者に伝えました。

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受講者が自ら「気づき」、「実行した」朝の集い

研修の最後には、3日間を通して学んだことを踏まえ相手のニーズと、活動者自身のデザイアー(活動したいという欲求)を区別し、What(何をするのか)ではなく、Why(なぜ、どうして)から活動を組み立てることを意識した活動計画書を作成しました。

受講者は今後、各都道府県でこの活動計画書をもとに、人道的ニーズに応える活動を展開していくことになります。

受講者からは「3種奉仕団の垣根を超えて意見交換しながら、改めて自分がなぜ赤十字でボランティアしているのか、そもそも赤十字が自分にとって何なのか考える機会になりました」「よりよいグループやリーダーのあり方について具体的に理解できました。リーダーとしての自分の今までの姿に気づき、誰でも場に応じてリーダーになるべきだということに気づきました」「奥に隠されたニーズがあって、それを気付いて行動に移すのが赤十字奉仕団の活動なのだと気づかされました」といった声が聞かれました。

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