赤十字7原則を体得して人道の輪を広げよう!~赤十字7原則に関するセミナーを開催

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セミナー中の決まりごとを参加者で決める新たなアプローチも好評を得ました

3月5日から9日の5日間にわたり、日赤本社で「赤十字7原則に関するセミナー」を開催し、20名のユースボランティア、職員が参加しました。

本セミナーは、国際赤十字・赤新月社連盟が2020年までの戦略で目標の一つに掲げている「社会的一体性、非暴力文化及び平和を促進する」を達成するために、主に30歳以下のユースボランティアや若手職員を対象に開発された人材育成の研修です。

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ダンスでボランティア活動の大切さを表現

本セミナーのファシリテーターとして中国紅十字会(※中国の赤十字社)からユースボランティアを招聘し、赤十字7原則に込められた意味を改めて紐解くとともに、基礎となっている価値観や必要となるスキルを体得できる14のアクティビティを参加者自らがファシリテーターとなって進行。参加者間でなぜその価値が必要なのか、また、実生活や現在のボランティア活動に照らし合わせてどのように活用できるのかについて、熱心に議論を展開しました。

セミナー最終日には、視覚芸術、スポーツ、ダンス、音楽、芝居の5つのグループに分かれて、7原則を遵守することの必要性や現代の社会的課題となっている事象をパフォーマンスで披露しました。
 セミナーに参加した岡山県青年赤十字会の岡本克幸さんは「長く赤十字活動に携わってきましたが、今回のように7原則に立ち返るような研修を受講したことがなかったので新鮮でした。赤十字ボランティアと他のボランティアの区別に悩んでいたので、根底にある7原則を見つめ直し、さらにどのように体現していくのかを考える機会になりました。地域に戻ったら、団や県、ブロックへと広めていきたいです」と今後の抱負を語りました。