熊本地震から2カ月が経過~日本赤十字社の活動

4月14日(木)以降に熊本県で発生した地震被害において、日本赤十字社は発災当日から救護・支援活動を継続。現在は、海外赤十字社などから寄せられた救援金を財源として、避難所などに避難している被災者(特に高齢者や母子などの要配慮者)を対象に、健康支援事業を行っています。

健康支援事業

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高齢者・障がい者の見守りや衛生管理といった健康支援、乳幼児の健診などの母子保健支援、赤十字ボランティアによる整骨の施術などの健康維持支援を実施。また、避難所の環境を改善するための物資(ミスト発生器、熱中症対策グッズ、虫よけ対策グッズ、健診器具、遊具など)を届けています。

救護班による医療救護

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これまで日本赤十字社は、4班のdERU(仮設診療所)を設置、救護班207班(計1600人)を派遣して、各地の避難所における医療救援や巡回診療、医療ニーズの調査などを行いました。避難者の減少および地元医療機関の再開などにより、日本赤十字社の救護班による活動は6月2日(木)までに終了、地元医療機関へ引き継いでいます。

こころのケア

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また、長引く避難所生活を送っている被災者やその支援者に対して、149人の要員等がこころのケア活動を行いました。こちらの活動は地元保健師やDPATなどに引き継ぎ、6月13日(月)までに終了しました。

熊本赤十字病院支援

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多くの職員が被災しながらも、基幹災害拠点病院として懸命の医療救護活動を継続した熊本赤十字病院には、6月5日までに、全国の赤十字病院から医師・看護師ら約300人が駆け付け、職員をサポートしました。

救援物資

これまでに避難所などに避難されている方に配布した救援物資は、毛布22,480枚、安眠セット7,551セット、緊急セット654セット、ブルーシート11,230枚です。

義援金について

また、皆さまからお寄せいただいた義援金の総額は169億9,594万4,794円(平成28年6月10日現在 集計確認分)。義援金は随時、各県の配分委員会を通じて被災された皆さまに全額をお届けしています。詳細は義援金ページをご覧ください。