"国境を越える感染症"をテーマに「NHK海外たすけあい」がスタート コロナ禍だからこそ国を越えた支援が必要です

"国境を越える感染症"をテーマに「NHK海外たすけあい」がスタート 
コロナ禍だからこそ国を越えた支援が必要です
キャンペーン期間12月1日(火)~12月25日(金)

2020年12月1日(火)から12月25日(金)まで、第38回「NHK海外たすけあい」を実施いたします。
同キャンペーンは、世界中で紛争や自然災害、病気などで苦しんでいる人びとを救うために日本赤十字社とNHKが毎年12月に実施している募金キャンペーンです。
世界中で新型コロナウイルスの感染が猛威を振るう中、今年は"国境を越える感染症"をテーマに、様々な影響を受けた世界各地での災害、紛争、病気といった人道危機に対して、長年取り組んできた手洗い指導など「救うを託されている。」赤十字の姿を伝えます。

国境を越えた支援が必要な理由と「海外たすけあい」で実現する行動

【理由①】感染症は国や人種に関係なく国境を越え感染する
日本だけが感染症を封じ込めても、世界各地で起こっているすべての感染を止めなければ危機は再び やってきます。そのため、紛争や貧困により最も脆弱な環境に置かれている人々を救うことが感染症から世界を救うことにつながります。

【実現する行動① 】
バングラデシュ南部避難民のほか中東地域の紛争犠牲者など、高い感染リスクに脅かされている人々を救います。

【理由② 】新型コロナウイルス感染症の蔓延により、本来救える命が救えなくなっている
新型コロナウイルス感染症のために、少なくとも68カ国で小児期の定期的な予防接種サービスが深刻な打撃を受けており、その結果、1歳未満の子どもたち8,000万人以上が、はしか、ジフテリア、ポリオなどの本来予防できるはずの病気にかかる危険にさらされています。

【実現する行動②】
南部アフリカ地域の感染症対策のほか、東アフリカ(ガンビアほか)の保健医療向上や東ティモール、ラオスでの応急手当等普及により病気やけがに苦しむ人々を救います。

【理由③】災害は感染が収まることを待ってくれない
コロナ禍においても台風、サイクロン、干ばつ、洪水といった自然災害は容赦なく私たちに襲い掛かります。感染対策に引き続き注意を払いつつも、こうした様々な災害に効果的に対応したり、備えたりする必要があります。

【実現する行動③】
ルワンダやアフガニスタンにおける気候変動に対するレジリエンス強化のほか、アジア・大洋州地域における給水・衛生災害対応キットの整備や突発的な洪水や干ばつなど自然災害の被災者を救います。

2020年「NHK海外たすけあい」キャンペーン概要

■NHK海外たすけあい特設サイト
http://campaign.jrc.or.jp/kaigai/

■キャンペーン期間
12月1日(火)~12月25日(金)

■主催 日本赤十字社、NHK、NHK厚生文化事業団

■キャンペーンビジュアルについて
" 国境を越える感染症 ~助けあわなければ、感染症から世界は守れない~ "​

2020年NHK海外たすけあいポスター -2020年NHK海外たすけあいポスター-

コピー:
助けあわなければ、感染症から世界は守れない。
世界はつながっている。
感染症は、あっという間に距離を越えて、海を越えて広がった。
世界中が同じ危機と向き合い、団結し、乗り越えるために行動した。
世界はつながっている。
感染症はまだ終わったわけではない。怯えている国が、たたかっている国がある。
すべての感染を止めなければ、危機はまたやってくる。
世界はつながっている。
あなたの想いは、世界を救う。めぐりめぐってあなたを救う。
赤十字は、今も、衛生環境の厳しい難民キャンプや災害地域で
感染症の拡大を防ぐ活動を行っています。
世界を守る、そのためにあなたの想いを託してください。
寄付するあなたも、赤十字の仲間です。

■PRコンテンツ 絵本アニメーション「Little Heroes~世界を救う小さな手」を公開
 途上国の子ども達が一生懸命"手洗い"をする姿を通じて、日赤の感染症・保健衛生教育活動をわかりやすく紹介。同時に、感染症対策の基本である"手洗いの大切さ"を通じて「海外たすけあい」を身近に感じてもらうことを目的としています。
 表現手法はロトスコープを用いた絵本アニメーションとし、手洗いの様子を線+水彩で描いております。※ロトスコープ・・・実写映像をトレースしたような、線画のアニメーション

日本赤十字社 公式YouTubeチャンネル「 JapaneseRedCrossPR 」
https://youtu.be/qUmteUHA9sE

「Little Heroes~世界を救う小さな手」ストーリー
 あるとき子どもたちは初めて手洗いを教わった。難民キャンプで、貧しい村で、飢えと病気に満ちた世界の国々で。その子たちにとって、もらった石鹸は宝物となる。なぜなら、初めて手に入れた自分だけのものだから。
 手洗いができるようになったことを誇りに思う子どもたちであったが、ある日から新型コロナウイルス感染症がまん延。町から人は消え、ある者は仕事を失い、ある者は命を失った。
 日に日に変わっていく世界を目の当たりにし、子どもたちは考える。
 「できることは何だろう」「何もない?」......「そうだ手洗いがある!」
 子どもたちは手を洗う、必死に洗う。落ち込んだ日も洗う。
 そして、周りのみんなに教える。
 「こうやって洗うんだよ。」「油断しちゃだめだよ。忘れちゃだめだよ。」
 世界のあちこちで小さな勇者たちが今日も戦っている。

手洗いという、たった一つの武器で、この戦いに勝利するその日までを描いた作品となっております。

Little Heroes.jpg