イラン・イラク(2017年イラン・イラク地震救援)
災害の概要
2017年11月12日(現地時間午後9時過ぎ)、マグニチュード7.3の地震がイランとイラクの国境地域で発生しました。この地震によりイランでは、少なくとも569名が死亡、9000名以上が負傷し、被災者数は、約43万人にものぼり、家屋の被害は約5万軒(うち約3万軒が半壊又は全壊)となりました(2017年12月5日現在、イラン赤新月社調べ)。またイラクでも10名死亡、約500名が負傷し、被災者は5000名以上にのぼります(2017年12月1日現在、イラク赤新月社調べ)。
赤十字による緊急救援活動
この被害に対し、イランおよびイラク赤新月社は、発災直後から救援活動を開始、以下の救援物資の配布、保健・医療活動等を行なっています。
1.救援物資
今後の支援活動
被害が大きかったイランでは、2017年12月、イラン赤新月社が被災者支援のため合計約27億円に上る支援要請を発表しました。保健・医療、給水・衛生、救援物資配布など最長12か月間にわたり被災者約20万人に対する支援を継続していくこととなります。
日本赤十字社の対応
日本赤十字社は、イランおよびイラク赤新月社に対し、それぞれ500万円の資金援助を決定し、海外救援金の募集を開始しました。今後も資金援助などを通じてイランおよびイラク赤新月社の活動を支援していくこととしています。