現在も世界で紛争は起きている

現在も紛争が起こっている国や地域は、決して少なくはありません。以下はその一部です。
赤十字は、192の国や地域に広がる世界的ネットワークを生かし、人びとの苦痛を軽減し、予防するためのさまざまな活動を行っています。
また、紛争の影響を最小限に抑えることを目的とした国際人道法の普及を行っています。

アフガニスタン人道危機
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アフガニスタンの人びとは40年ものあいだ紛争や度重なる干ばつなどの犠牲になってきました。紛争、干ばつ、食糧危機、難民・避難民問題に加え、8月の政変に伴い、社会的、経済的混乱が続き、深刻な人道危機に直面しています。 アフガニスタンにおける赤十字にあたるアフガニスタン赤新月社と赤十字国際委委員会(ICRC)は、同国の400を超える医療施設を運営・支援し戦闘などによる負傷者の治療を続けています。医療機関への支援に加え、紛争当事者に対して人道法の遵守を求め、その教育とトレーニングも行うことも重要な活動のひとつです。



バングラデシュ南部避難民
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2017年8月下旬から、ミャンマーラカイン州で暴力行為が相次ぎ、隣国バングラデシュへ62万6,000人以上の人々(12月4日現在・国連発表)が避難をしています。 現地ではバングラデシュ赤新月社のボランティアによる食料や水の提供、医師・看護師による診療などの救援活動が続けられていますが、避難民の急増により、とくに妊産婦や子ども、お年寄りといった災害弱者の健康状態の悪化が懸念されています。
※国際赤十字では、政治的・民族的背景および避難されている方々の多様性に配慮し、「ロヒンギャ」という表現を使用しないこととしています



中東人道危機
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シリアなどをはじめとする中東地域での紛争犠牲者はいまなお多く、また、支援を必要とする地域もシリア周辺国やパレスチナにとどまらず、ヨーロッパ諸国まで広域に及びます。 今年8年目を迎えたシリア紛争は、6月初旬北部での空爆が再燃し、また多くの人が難民となっています。パレスチナ難民においては、70年以上もの長い間国に帰ることができない状況が続き、移り住んだ先で就労や移動が厳しく制限され、その存在すら否定されている生活が続いています。こうした厳しい状況を踏まえて、日本赤十字社では、2015年からこれまでに医師・看護師・事業管理要員などのべ40人以上を中東支援に派遣しています。