国内災害救護・国際活動について

国内災害救護

画像

いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守る。
この使命を実現するため、日本赤十字社が行う人道支援の取り組みの一つが救護活動です。
このうち災害救護活動は、災害発生時の応急対応から、被災地の復旧・復興を支援する活動、そして次に来る災害への備えとしての防災・減災の取り組みの3つに分けられます。
日本赤十字社は、それぞれの活動を強化することで、社会全体の災害対応力の向上を目指します。

  • 医療救護

    東京都支部は、医師・看護師長・看護師・主事(事務要員)から構成される常備救護班を、管内医療施設において計20班編成しています。また、日赤災害医療コーディネートチームを編成し、災害時に関係機関との連携および救護班の活動調整などを効果的・効率的に実施する体制を構築しています。
    災害発生時には、直ちに被災地域に救護班を派遣し、救護所や避難所において医療救護活動・こころのケア活動などを行います。

  • 救護用資機材の配備・救援物資の備蓄

    災害時における迅速な対応を可能とするため、都内の赤十字医療施設や災害対応の拠点に救援用車両や医療セット、救護所設営資機材を配備しています。
    また、毛布や緊急セット、安眠セットなどの救援物資を備蓄し、災害時には被災された方に配布しています。

  • 訓練・研修の実施

    災害発生時に迅速かつ的確に任務を遂行できるように、日頃から職員やボランティアを対象に、災害対応の訓練や研修を実施しています。訓練の種類は、災害対策本部の運営、救護所の設営・運営、緊急車両の走行、こころのケアなど多岐にわたります。

  • 血液製剤の供給

    災害発生時に血液製剤を安定的に供給するため、24時間の供給体制とともに全国的な需給システムを構築しています。

  • 義援金の受付・配分

    災害により被災された方々への見舞金である災害義援金の受付を行っています。
    お寄せいただいた義援金は、被災地県に設置される義援金配分委員会に全額送金され、同委員会で定める配分基準に従って被災地へ届けられます。

  • 防災教育事業

    地域の自助・共助の力を高め、地域防災力を向上させることを目的として、地域や学校などにおいて赤十字防災セミナーを実施しています。赤十字防災セミナーは、講義の他にも災害時に役立つ実技を取り入れ、それぞれの地域の実状に応じて実施しています。

  • 赤十字救護ボランティア

    赤十字救護ボランティア(通称:救ボラ)は、災害時に職員と協力して、応急救護、復旧などの活動をする他、防災教育を通じた防災・減災の考え方の普及にも取り組んでいます。
    東京都支部は、救護ボランティアを養成するための研修会を随時開催しています。

国際活動

画像

世界190の国や地域に広がるネットワークを活かし、被災者への医療や生活の支援、その後の復興支援や防災を通じた地域の基盤づくりなど、包括的な災害マネジメントに取り組んでいます。
また、健康問題に苦しむ人々の状態を改善するために、保健衛生分野の活動を展開しています。

  • 緊急救援

    大規模災害などの緊急事態の際には、専門的にトレーニングされた救援チームと、医療や給水衛生活動が迅速に展開できる資機材をセットにした「ERU」を結成し、被災地域に派遣します。

  • 復興支援

    数カ月の緊急救援の後には、復興支援が始まります。赤十字は、緊急救援後もその場に残り、地域の人たちが自ら立ち上がる取り組みを支え続けます。

  • 開発協力・国際人道法の普及等

    緊急救援・復興支援だけでなく、長期的な視野で「開発」事業にも取り組んでいます。
    また、紛争の影響を最小限に抑えることを目的とした「国際人道法」の普及活動も行っています。

  • 安否調査

    紛争や災害、国交の断絶など、避け得ない事情により離散した家族間の絆を維持するため安否調査をはじめとする離散家族支援を行っています。