にっせきの森 創成事業~植樹イベント(第2回)を開催しました~
10月19日、第2回目となる「にっせきの森 創成事業」を三原市大和町で開催しました。
激甚化する猛暑や水害など、気候変動の影響は多くの人々の脅威となっています。
日本赤十字社広島県支部では、未来を担う子どもたちに気候変動や環境問題への関心を高めてもらい、気候変動の「適応」や「緩和」につなげることを目的としてこの事業に取り組んでいます。
この事業は、未来に向けて持続可能な社会の実現を目指し「森の最適化」に取り組むシンラ、森林活動を通じて緑の育成を行うひろしま人と樹の会、そして自然体験を通して防災意識を高めていただきたい日本赤十字社広島県支部が協力して実施しています。
当日は、広島県内各地から子どもから大人まで幅広い世代、そして第1回に続けて今回も参加くださった方々など、約180名が参加しました。
朝まで降った雨の影響で地面はぬかるみ、途中で雨に見舞われる場面もありましたが、参加者の皆さまは一生懸命に植樹に取り組み、500本の苗木を植えることができました。
雨に負けず、未来の森を育てようとする姿がとても印象的でした。
第2回目となる今回は、新たな取り組みとして、植樹に加えて2つの体験活動を行いました。
1つは、防災体験の一環として昼食に豚汁とマジックライス(非常食)などの炊き出しを実施し、限られた設備で温かい食事をとる体験を通じて、災害時の食の大切さを学んでいただきました。
みんなで温かいごはんを食べ、笑顔が溢れていました。
もう1つは、木工体験としての鉛筆づくりです。
木の枝に鉛筆の芯を入れ、先を削って仕上げる「世界に1本だけの鉛筆」づくりに挑戦していただきました。
子どもも大人も夢中になって取り組み、自然素材の尊さや木の温かみを実感する時間となりました。
参加者からは、「木を伐採して生活しているので、植樹によって子どもに良い未来を繋げられたら良いと思った」、「貴重な体験ができた」などの感想をいただきました。
広島県支部では、今後も地域の皆さまとともに、植樹などの様々な体験を通して自然と防災の学びを広げる活動を継続してまいります。


