平成30年7月豪雨災害への日赤の対応(川尻中学校で無料洗濯支援サービス)

 7月6日に発災した記録的な豪雨により、広島県や岡山県、愛媛県など広範囲に甚大な被害が発生し、日本赤十字社は直ちに救護班を派遣しています。
 広島県支部では、災害の発生により生活の基盤となる水道ポンプ所が全壊し、断水が続く呉市川尻町の住民の生活基盤を少しでも改善するため、熊本から給水ユニットを呉市立川尻中学校へ搬送、同ユニットと洗濯機8台を設置し、7月26日(木)から無料の洗濯支援サービスを実施。
 この給水・衛生ユニットは、フィリピンやネパール等の海外での災害対応や、新潟の中越地震をはじめ東日本大震災、熊本地震などで、生活用水の給水や簡易シャワーとして展開。
 今回の断水地域で給水システムを構築し、洗濯サービスを提供するのは、日赤として国内初の試みで、川尻町での断水が解消され、被災前のように自宅で洗濯ができる日まで、このサービスは続きます。


「救うことを、つづける」

 日赤は、被災地が災害発災前の日常の日々に近づけるよう必要とされる支援を継続していきます。

川尻中学校に設置された洗濯機.jpg川尻中学校に設置された洗濯機

8台の洗濯機へ給水する給水ユニット.jpg8台の洗濯機へ給水する給水ユニット

洗濯が終わるのを待つ笑顔の住民.jpg洗濯が終わるのを待つ笑顔の住民

1週間分の洗濯が無事終了.jpg1週間分の洗濯が無事終了