埼玉安全赤十字奉仕団結成50周年記念式典が開催されました!
11月8日(土)、埼玉安全赤十字奉仕団結成50周年記念式典が開催されました。
当奉仕団は、赤十字救急法の普及推進を第一の目的として活動しており、埼玉県支部に現存する8つの特殊奉仕団の中で二番目に活動年数の長い奉仕団です。
その前身である「日本赤十字社埼玉県支部救急法奉仕団」が、昭和50年6月に発足以来、今年で結成50周年を迎えたことを記念し、60名余りの団員の出席のもと、盛会に記念式典が行われました。
第一部の式典では、来賓として日本赤十字社埼玉県支部長である大野元裕埼玉県知事をお招きし、長年にわたり奉仕団活動に多大な貢献をされた団員に対し、日本赤十字社有功章などが授与されました。
第二部の記念講演では、「日本赤十字社の災害救護」―最近の変化と守るべきもの-と題して、さいたま赤十字病院高度救命救急センター長である田口茂正センター長による記念講演が行われました。
<講演内容>
・今から30年前の1995年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」では、多くのボランティアが駆け付けたことから、後に「ボランティア元年」と言われるようになったこと
・2011年3月に発生した「東日本大震災」におけるさいたま赤十字病院内の救護態勢や被災地である宮城県内での救護活動の様子
・2016年4月に発生した「熊本地震」における日赤の救護活動の苦い経験談
・未だ復興途上である「能登半島地震」の救護活動
など、ご自身の経験や体験談などを交え講演をいただきました。
講演の中で印象に残ったのは、これから日赤の救護が目指すべきことは、いかにして「災害関連死を予防することが最重要」であるということでした。
第三部の祝賀会では、当奉仕団結成の発起人の一人として尽力された、福島千代吉顧問の乾杯で始まりました。
長年活動を続けてきた団員の想い出ばなしや東部分団による手話を用いた「上を向いて歩こう」の合唱や秩父分団による秩父音頭の披露、各分団が趣向を凝らした出し物など、和やかな雰囲気の中、団員の皆さんは楽しいひと時を過ごしていました。
今後とも救急法の普及推進をはじめ、赤十字活動へのご支援ご協力をお願いいたします。