奉仕団合同委員長研修で救護訓練を視察しました

 令和7年6月7日、高槻赤十字病院及びその周辺施設にて日本赤十字社第4(近畿)ブロック合同救護訓練が実施されました。この訓練は、赤十字救護班のスキルアップを図るとともに、災害対応能力の向上や関係機関との連携強化を図るものです。

今回、地域赤十字奉仕団と特別赤十字奉仕団の委員長の合同研修として、この訓練の視察をしました。救護所訓練の見学では、救護班がトリアージ(多く傷病者が発生している状況において傷病の緊急度や重症度に応じて優先順位を決めること)をしている様子や、dERU(国内型緊急対応ユニット)での診察の様子や設備などを熱心に視察されていました。20250616-eff54ca0d5aee61de3b18ec5059e3bd31157c679.jpg

 また、災害対策本部訓練では、災害対策本部要員が、救護班をはじめ本社や大阪府、高槻市などと連絡調整を行う様子に「情報整理と伝達の難しさを知った」との感想も述べられていました。そのほか、避難所アセスメント・巡回診療訓練や高槻赤十字病院が管理する救護倉庫なども見学いただきました。 

 地域で募集いただいている活動資金がこのような訓練や資材の整備に活用されていることを知っていただく機会にもなりました。また、赤十字救護班の活動を知ることで地域防災の参考にもされており、写真を撮影されている方もおられました。

 今後も、赤十字は各奉仕団の皆様のご協力を得て、「人のいのちと健康、尊厳を守る」活動を進めてまいります。20250616-9c8096867eeba54d92169791cda3bdb68c091e22.JPG