長野市立山王小学校で、防災教育を実施

今年度、青少年赤十字に加盟した長野市立山王小学校において、赤十字の出前授業を実施し、全校児童約200人が災害について学習しました。

1~3年生は、日赤教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん」を用いて、生活の中で起こりうる災害や地震が起きた際の身の守り方を学びました。
学習の中では、一人で考える時間とグループで考える時間をそれぞれに設けたところ、低学年の子どもたちであっても、自分自身の意見を持ちながらも他者と協調を図って、一つの答えを出していく様子が見られました。

また、46年生は、日赤教材「まもるいのちひろめるぼうさい」から、ドローイングチャレンジや災害時シミュレーションを実施しました。
ドローイングチャレンジとは、46人が1組となり、右手の人差し指だけでペットボトルに備わったマジックを動かして、絵を描くゲームです。1回目は無言で挑戦してもらったところ、動かすことも困難なグループばかりでしたが、2回目は言葉を交わしながら挑戦してもらうと、見違えるような素敵な絵が出来上がりました。
ゲーム終了後、子どもたちに感想を聞くと、「分かり合うために言葉は大切」と話してくれ、その後の災害時シミュレーションでも、グループ内で積極的にコミュニケーションを取って活動を進める様子が見られました。

日本赤十字社長野県支部では、防災教育のほか、人権教育や救急法講習などの出前授業を展開しており、学習レベルに合ったプログラムを通して、さまざまな知識を学びながら、思考力や協調性を身につけることができます。
子どもたちの学びのために、ぜひ赤十字の出前授業をご活用ください。

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