国内災害救護・国際活動について

国内災害救護

災害時に必要とされる救護を円滑に行うため、
訓練、物資の整備、人材育成など、常に災害に対応できる体制を作ります。
災害が発生すると被災地に救護班を派遣し、「医療救護活動」や「こころのケア活動」を行います。
また、被災者に救援物資をお届けするほか、義援金の受付も行います。

医療救護

災害が発生すると、ただちに救護班を派遣し、救護所の設置、被災現場や避難所での診療、こころのケア活動などを行います。
神奈川県内では、3つの赤十字病院に救護班を15班編成し、万全の準備をしています。

救援物資の備蓄及び配分

毛布やタオルケット・安眠セット・緊急セットを備蓄し、災害時に被災者へ円滑な配分を行います。
神奈川県内には5か所(横浜市中区新山下、港北区大豆戸町、横須賀市衣笠、南足柄市関本、箱根町仙石原)に災害備蓄倉庫を設置しています。
また、洗剤、歯ブラシ、タオルなどの日用品を収納した援護物資を県内各市区町村の窓口に配備し、風水害・火災などの際に配布します。写真1.JPG 写真2.jpg

血液製剤の供給

各血液センターで必要な血液製剤を備蓄し、血液需給を調整する体制をとり、災害時に円滑に供給いたします。

義援金の受付及び配分

災害により被害を受けた方々に対して、支部が窓口となって義援金の受付を実施し、被災都道府県に設置される義援金配分委員会に全額を送金します。

地域で学ぶ防災プログラム

地域の住民の方々が、自らいのちを守り、被災に伴う心身の苦痛を軽減することを目的として、「地域で学ぶ防災プログラム」を開催しています。
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国際活動

世界中の災害や紛争、病気などに苦しむ人々を救うため、
世界最大の赤十字のネットワークを活かして、緊急時の救援や復興支援、予防活動に取り組みます。

緊急救援

大規模災害などの緊急事態の際には、いつでも出動可能な専門家と、医療がすぐに展開できる資機材をセットにしたチーム「ERU」を結成します。

復興支援

数カ月の緊急救援の後には、復興支援が始まります。赤十字は、緊急救援後もその場に残り、地域の人たちが自ら立ち上がるのを支え続けます。

開発協力

緊急救援・復興支援だけではなく、長期的な視野でさまざまな「開発」事業にも取り組んでいます。
神奈川県内では、バングラデシュ(保健医療支援活動)、ラオス(救急法普及支援事業)、ルワンダ(気候変動等レジリエンス強化事業)への資金協力を行っています。

国際人道法の普及等

紛争の影響を最小限に抑えることを目的とした「国際人道法」の普及活動などを行っています。